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~点と線~

大きな丸いボールを
しっかりと抱えて
決めた場所に
そっと置く

不思議とこのボールは
"ココ"にあることが
必然だったと感じる

今までいったい
いくつボールを
置いてきたのだろうか

いったい
どれだけ
歩いていたのだろうか

周りを見回すと
色とりどりのボールが
そこかしこに
置いてある

自分が置いたもの
誰かが置いたもの
そして
今 運んでいる人もいる

最初に置いたのは
どのボールだっただろう

今となっては
もうわからない

ふと
一つのボールが
目に留まる

"あれは・・・"

なんだか少し
胸がキュッとする

近づいて
そっと
撫でてみた

記憶が甦る

大きな 大きな ボール
自分の身体より
もっと大きくて
やっと支えてた

でも
どうしても
置きたい場所があって
必死に
支えて
抱えて
運んでた

足元にあった
小さな 小さな ボールが
見えていなかった

"あっ"と
思った時には
転んでて

大きな 大きな ボールは
"ココ"に置かれてた

何とも言えない
悔しさや悲しみ
切なさが込み上げて
その場を後にした

そんな懐かしいボール

あの時よりも
優しい気持ちで
見つめることが出来た

"そうだ 絵を描こう"

大きな 大きな ボールは
キャンパスにするには
十分だった

ワクワクしながら描く
色とりどりに
自由に描く
出来上がった絵は
どこか誇らしかった

このボールは
きっと"ココ"が
良かったのだ

大きな 大きな ボール

小さな 小さな ボール

私にとって必要な
"点"だった

さぁ行こう

足跡という
"線"を付けて

自分だけの絵を描き出す

2023.10.18


*大切なあなたへ*

大切なお仲間の一人
「まりこさん」こと「やなぎもと まりこ」さん。

柔らかく、穏やかで、寒くなってきたこの季節に
ポカポカと暖かい陽だまりの空間を作ってくれるような
そんな素敵な方。

まりこさんは、普段から絵を描いていらっしゃる方なのですが、
その絵がまた優しく、温かく、柔らかで、
見るだけで心がほわッと温かくなるそんな素敵な絵です。

Instagramには、まりこさんが描かれたデッサンが掲載されていますが、
一つの物語のようになっている水彩色鉛筆で描かれた絵が
本当に素晴らしいのでまりこさんにはまた何かの機会に
どこかで絵を発表していただきたいなぁと思う私です。

今回、まりこさんとお話しさせていただく中で、
沢山のキラキラのカケラ、
キラキラの言葉達が溢れていて、
聴いているだけで私の心が震え、
感動しておりました。

「絵は人生と似ている」
とお話ししていたまりこさん。
私の中にそういった概念がなかったので、
心豊かになる新しい発見でした。
そして、
「私は私のままでいい」と自分に声を掛けるまりこさんの表情が
どこかホッとして安心していて心が和みました。

詩の中に出てくる「ボール」は、
「点」でもあり、
「魂」でもある。

まりこさんだけの色で大きな大きなキャンパスに
どんな人生の絵画が描かれていくのか、
とっても楽しみな私です。

どんな点も線も色も、
自分だからこそ描くことが出来、
進むことが出来、
オリジナルの物語が出来上がる。

その瞬間を「絵」という形で表現される
まりこさんと出逢えた奇跡に心から感謝です。

ありがとうございます。

出逢っていただき、ありがとうございます。応援を力に変えて、一歩一歩進んでいきます。応援よろしくお願いいたします✨