旅行：振替輸送のバス車内で合唱

オランダのアムステルダム近郊に住んでいた時、南部のロッテルダムまで行こうと電車に乗ったものの、積雪の影響で電車が運転取りやめになってしまったことがありました。途中の駅で電車が停車し、乗客はみんな降ろされて、代行バスで乗車した駅まで送り返されました。

他の乗客のオランダ人たちは、こういうことには慣れているのか、バスの中でも和気あいあいな感じでした。バス車内では、ラジオが流されていて、ポップスやロックが流れていました。すると、メタリカの「Nothing Else Matters」が流れてきて、振替輸送のバス乗客たちが合唱し始めました。

So close no matter how far　俺たちはどんなに遠くにいようともとても近しき関係だ
Couldn’t be much more from the heart　ハートから込み上げてくる以上のものなんてないんだ
Forever trusting who we are　俺たちが何者であるかを永遠に信じ続けること
And nothing else matters　それ以外は取るに足らない問題だ

状況が状況だけに、この歌詞の内容が意味深でした。目的地に行けずに、引き返しの道中で、オランダ人たちも、たまたま流れたこの曲の歌詞の内容に、クスっとなったのでしょうか。

何事もポジティブに気持ちを変えられるメンタリティは大切ですね。

メタリカのこの曲を聴くと、いつもあの時のバス車内でのオランダ人の合唱を思い出します。