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いざという時に駆けつけてくれるひと

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※このたび湘南へ引っ越しました。

「息子を独り立ちさせるべき。
 もう22才なんだろ?
 ひとりで引っ越したらいいさ。
 …ま、キミにはできないだろうけどね」

そう言われたのが悔しくて、一人暮らしを決行した。

息子には「もう一緒には暮らせない」と告げた。
サラリと伝えたつもりだったけれど、本当は辛かった。
身を切られる思いで、悲しくて泣いた。

「やっぱり一緒に暮らそうか」と、何度も切り出しそうになった。

でも、このまま一緒にいるべきじゃない。
それだけはわかっていたから、決心したのだ。
初めての一人暮らしに胸は高鳴ったけれど、本当は離れたくなかった。
わたしのかわいいボク。やさしい男の子。

お別れが近づいた頃、メソメソする私に
「背中を押してやれ。特別感出すなよ」
そう言ってくれた彼。

男の人から命令されるのはとてもイヤだけど、彼だけは特別。
イヤな気がしないのは、尊敬と信頼と、そしてもちろん愛.

息子が出て行った朝、やっぱり泣いている私に
「出て行ったのではなく、自立だよ。見送ってあげるのが親の務めでしょ」
意外とやさしく慰めてくれた。なんだ、やればできるんじゃん。

私のことを
「子離れができていない」
「親バカ」
「過保護」
「子どもはペットじゃない」
ありとあらゆるダメ出しで否定しまくってくれた。

けど、実際に一人暮らしを始めてからは
心配してくれているのか
こんな片田舎まで「用事があったから」と様子を見に来てくれたり
前の家の引き渡しの立ち会いで敷金の戻りが悪かったら
書類を確認して、補修の単価を全部チェックしてくれた。
10万円位ボラれていたようで、その分プラスになって戻りそうだ。

経営者の彼は、私の仕事の効率を見て、
働き方、稼ぎ方のアドバイスもサラリとしてくれた。
こんなのコンサルで受けたら何十万するだろうか。

なんのかんの言って、心配してくれているのをひしひしと感じる。
ちゃんと支えて、援護してくれるのが、心地よくて、くすぐったい。

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↑ 世田谷の二子玉に住んでいた私の引っ越した先の家の裏山を登ったらこんな景色が広がる公園に出て度肝を抜かれました‥‥。

そんな彼とこんな会話があった。

「始めは新鮮で、楽しいだろうよ。
 けどきっと、孤独に耐えられないよ」
「東京にいたって淋しさは同じでしょ?
 私は自然の中に住みたいんだもの」
「ま、いいけどね。
 今までに僕の言ったことで外れたことあった?」

…そうなのだ、彼の予想することはほぼ90%以上的中するのだ。
「あ…そうだった」とガッカリしてしまった。
私は寂しくなって、東京に帰るのだろうか?

東京に戻ったら、私のことガッツリ受け止めてくれるの?
違うんならあんまり混乱させないでほしいんだよね。

…というわけで、海と山と自然を満喫中の私の生活は、いま始まったところ。


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