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39度5分の洗礼を受けました

湘南の街に越してきて驚いたことが4つ。

・ふと遠くに目をやると海か山がある。
・ミカン山盛100円などがザラにある。
・空気が東京の3倍くらい澄んでいる
・オシャレな人が少ない

ふと遠くに目をやると海か山がある。
地平線に目をやると山や海があることに驚くというのは、自分が都内育ちだからでしょう。東京では地平線の向こうには家が続いているだけで、運良ければ富士山の見える坂もありますが。こちらに引っ越してまだ1か月と経っていないので、いまだに玄関を開けた先に山がドーンと見えると、「うぉ!」と毎回声を上げてしまいます。
ただ、先日都内へ行った際、早くも「海も山も見えない…」と感じていたのは、自分でも面白い発見でした。

ミカン山盛100円などがザラにある。
東京にも無人野菜売り場は沢山ありますが、こちらではワンブロックに1箇所の割合で湘南ゴールドやキウイの詰め合わせを、信じられない価格で売ってたりします。近所にちょっとした山があり、観光客が結構来るせいか、普通のお宅もナンチャッテショップに早変わりしてたりします。この前はカップに入れた大学芋(1個100円)を見つけて買ってみました。「かあちゃん自慢のタレなんだよ。普通は甘いけど、これは辛子ゴマ和えなの。評判いいんだよ」とのことで、「え、甘いのがよかった…」と思ったけれど要らないとは言えず買って帰りましたが、これが美味しかった。さすがかあちゃん。

空気が東京の3倍くらい澄んでいる
東京からそんなに遠くないのに、場所が違うというだけで、こんなに空気の色って変わるものなの?と思うほど、空気が澄んでいる。透き通っているし、体内にフィルターがあるとすれば全自動でクリーニングされていく感じ。そのせいなのかどうか、街の人々はみな穏やかな表情をしている。これから私もここで暮らすんだ、違った表情出せるかなとスーパーネイチャーの力に期待しています。

オシャレな人が意外と少ない
私の住んでいる地域が特にのんびりしているのかもしれないけれど、「お洒落を楽しむ」という気持ちの方が皆無に近いようです。なんでやねん? みんなもっと楽しんだらいいのにと思わないでもないけれど、私の知らないところで別のもっとステキな楽しみを持っているかもしれないから、一概に悲しいことでもないのかもしれません。…ま、私はオシャレ大好きなので、地域で浮いてしまおうとも、自分なりのファッションを楽しんでいくつもりです。

そして突然の高熱に見舞われたのが今週の火曜日。「パラサイト」を観にショッピングモールへ出かけたあたりからもう体がゾクゾクしてきて、帰宅すると38度6分。夜になると39度2分になり、翌朝の水曜には39度5分までなってしまった。この熱の出方はインフルかもしれないし…。
新しい街だから医者がどこにあるかわからないし、iPhoneを持つのもしんどかったけれど、内科を検索してみた。近所に一軒あった!ここ行くか、と思ったら水曜定休。他にもいくつか内科はあるようだったけれど、住所から見て少し遠いみたいだし、地図を見るのも辛くて、医者に行くのは諦めた。
もともと抗生物質を受け付けない体質なので、医者に行くといつもイヤな顔をされる。「じゃあ何なら飲めるんですか、ちゃんと調べておかないと」と怒られたのを最後に、二度と西洋の医者になんて行くものかと決め、ホントに医者にはほとんどかかっていない。

「体は辛いけど医者には行きたくない」と友人に訴えると「一日で熱が下がってもインフルだったら1週間くらい菌を撒き散らすから、検査に行くのもエチケットなんだよ」と教えてくれた。あ、そっか…、そんな美しい配慮の仕方があるのかと、薬が飲めない自分の身体のことばかりを考えていた自分が少し恥ずかしくなりました。

自分は自分の好きに生きていくのだ、と決めてから、一般的なアラフィフの女性と比べると、かなりレアな生き方をしてきている私は、今度もこのスタイルを貫いていくつもり。けれど、どこかで「誰かに養ってもらっていたら楽だろうな」「平凡な主婦なら何も苦労はない」と思わなくもない。専業主婦ではないにしろ、共働きで、一緒に頑張ってくれるパートナーがいたら、その心強さときたら、各段違うものだろう。病気の時なんかに男の人からやさしくされると、マジでべったりと依存したくなるし、ゴロゴロニャンニャンと煩わしいほど、まとわりつきたくなる。

でもきっと私は一人で暮らさなければならない…ような気がする。ここの覚悟を決めてしまえばもう一段階、突き抜けることができるのに、と感じる。

だって奥様の座に戻ったら、すぐにまた飛び出したくなるに違いない。奥様時代に「このまま終わっていいのか?」と立ち止まったからこそ今に至るのだから。それにこの「デッドオアアライブ」的な生き方がスリリングすぎてやめることができません。時々熱が出ちゃうけどね笑。

おし、がんばるぞ~。

pay forwardで行動していきます、ありがとうございます☆