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アクエリアスたっぷりの駅

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朝ごはんを食べて仕事に入る前、「ちょっと海を見にいこうかな」と、海岸まで自転車を走らせることができるなんて、なんて贅沢な暮らしを送っているのだろうと、この暮らしに心から満足している。

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自転車で10分の海岸へ着くと、右を見ても誰もいない。

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左を見ても、人っ子ひとりいない。
遠くに釣りをしている人がいるだけで、本当にガランとしている。

私の住む町は湘南のはずれで、いい意味で観光化されていないから、鎌倉や葉山のように連日人でいっぱい…という感じは一切ない。駅前にはスタバはもちろんのこと、ドトールもない。かろうじてコンビニはあるけれど、何もない。

そしてこの「何もない」のが、この町の売りだ。

東京でも買えるようなブランドの服や雑貨や家具やら、そういうのは3つ先の大きめの駅にいけば、モールがあるからそこで揃う。別に都内に戻ったっていいわけだし。
この町にはそういうものがない代わりに、豊かな自然、静かな環境、やさしい人々、のんびりとした町の雰囲気がある。

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週に1度か2度、仕事のお客様と打ち合わせのために都内へ行くが、それ以外は自宅で執筆や作業をするのがメインなので、テラスから森を眺めて仕事をするのがわたしの日常だ。今は梅が満開で、もうすぐその後ろに桜が控えているので、桜の咲く頃が楽しみすぎる。

都会から田舎へシフトしている人は意外と多いようで、この町には東京から移り住んできたクリエイターやアーティストがけっこういる。編集者の方が「駅を降りた瞬間にこの町は色があると思った」と話されているインタビュー記事を読んだことがある。私もそれは感じていて、駅を降りた瞬間、色というよりも「透明なアクエリアスがぷるんぷるん」という印象を持った。

まあとにかくね、この町がだいすきです。もしかしたら死ぬまでいるかもしれないって思い始めている自分がいる。
今日は海からの帰り道、自家製お漬物を見つけました。一人暮らしなので、左の100円のを購入。柚子きいて美味しい。

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