2023年のというより、パリに来て2ヶ月足らずの振り返り
11月にフランスに来てから、あっという間に2ヶ月が経ちました。
日本にいた時は、在宅ワーカーだったのですが、作業場の目の前の窓から飛行機が通り過ぎるのを見て、もうすぐあの先に行くのかな、なんて想像していたのが懐かしいです。
今では、パリのチュイルリー庭園を散歩しながら空を見上げて、ああ自分は今あの時想像していた先にいるんだなと思うと、とても不思議な気分になります。
今でもなぜ日本を離れたのか言語化するのは難しく、湘南でサーフィンしたいなと思っては日本が恋しくなります。
こちらに来て最初の1ヶ月は新しい環境になれるのが大変でした。
日本人女性5人のシェアハウスに暮らしているのですが、その中の一人の方が世に言うお局で苦手すぎたり、フランス語が上手く話せなくて、フランス人の輪の中に入れないような気がして、精神的に辛くなった日もありました。
でも、フランス在住の方に相談したときに、無理して仲良くしなくてもいいんじゃない?と言われて、ああ、確かに心のどこかで仲良くしなきゃいけないと思っていたなと気がつけて。
”こうじゃなきゃいけない”と、あんまり自分を追い込み過ぎず、自分のペースで肩の力を抜いてやって行こうと思えるようになってからは、そこそこ楽しくやっています。今では、気の許せる友達が数人でき、課題も少しずつですが、進捗が見えるようになってきました。そして来週引っ越し、ラッキー。。。
この経験を通じて思ったのは、自分の気持ちに常に素直でいること、って意外とできないな、と。自分が好きだと思うから、その人と会う。自分が好きだから、それをする。今日は気が向かないから、断る。とか簡単なことから、自分の気持ちに従って行動を決めるよう心がけると、自然と色んなことの風向きが良くなるような気がします。
あと、パリに来て思うのは、人がとても優しいこと。
以前5年前に来た時は、注文時に嫌な顔をされたり、差別的だなと感じるような対応をとられたこともありました。ですが、再び来てみると、拙いフランス語を使って精いっぱい喋ると、皆とても親切だし助けてくれます。
フランス語のせいか、自分の捉え方のせいか、まだ日が浅いだけなのか分かりませんが、
何気なくパン屋の人に言われた”良い1日を”といった言葉にいい気分になったり、ちょっとしたことですが、見知らぬ人にもそういった声をかけたりするのは、フランスの素敵な文化だなと思います。
特に、42Parisで出来た友達がとても優しくて、いちいち感動します。気を遣ってフランス語をゆっくり話してくれたり、家探しを手伝ってくれたり、温かい言葉を沢山掛けてくれたり。
こういう人達のように、私も誰かに優しくできるような人間になりたいなと最近はよく思っています。
2023年は、笑っちゃうほどに人生が一変した一年でした。
なので、次に何が来るかとか、何年後に何をしてどう生きているか実は想像できていないですが、今を大切に楽しみつつ一生懸命やって行きたいと思います!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?