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『スッタニパータ』

第三 大いなる章 8 矢
 己が悲嘆と愛執と憂いとを除け。己が煩悩の矢を抜くべし。
 煩悩の矢を抜き去って、こだわることなく、心の安らぎを得たならば、あらゆる悲しみを超越して、悲しみなき者となり、安らぎに帰する。

『スッタニパータ』

 『スッタニパータ』はお釈迦様の死後、仏弟子達がお釈迦様の話した内容を暗誦し続け後世に伝えてきたことを、詩の形式で編纂したもので。仏教で最古の経典になります。
 この本を読み始めてから15年以上はたってます。煩悩の矢が刺さりまくっているので、説かれている内容と自分の現状との差に、暗澹たる思いになります。それでも、一生読み続ける本のうちの一つです。
 抜けやすい矢(食欲とか情報多可)を抜くだけでも、心は軽くなり活力が生まれることを学べました。悟りの境地は程遠いですが、悲嘆、愛執、憂いにまみれないように、毎日を活力にみちて、でも慎重に生きようと思います。
 

 

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