「セクシー田中さん」報告書に見る「何を言っても悪者扱いされる」苦しみ/プロデューサーと脚本家への苦言
原作者の芦原妃名子先生が自ら命を絶つという、これ以上なく最悪で取り返しのつかない結果となった「セクシー田中さん」ドラマ化での、日本テレビ側による報告書。
様々思うところはあるが、最も胸が痛かったのは原作者を「難しい人」扱いしたうえで、原作者の言葉がどこにも、誰にも、何をしても届かず、「作品の根幹を守りたい」という一心だった芦原先生の心を折り続けたことである。
脚本家にも同じ思いがあったようだが、私は、脚本家A氏が「何を言っても伝わらない」と考えるのは誤りで、原作者の芦原妃