見出し画像

おけし餅を手土産に、熊楠に会いに行く。

念願の紀伊田辺・熊野へ行き、大好きな熊楠さんに会ってきました。その前日の大阪と六甲も濃すぎて整理がつかないのですが、これは最終日12月27日の記録、書いている今日は南方熊楠の命日です。昭和16年12月29日午前6時30分、74歳。

田辺の南方熊楠顕彰館へ、開館から帰りのバスの直前ギリギリまで1時間ちょっと滞在。しかもその27日が年内最終開館日。白浜の記念館は閉館日にあたってしまって行けず、また今度。

数年前に粘菌の本セットを買った時おまけでついていた粘菌ストラップを改造&もう1つ色違いを自分で作った、粘菌イヤリングをして行きました。オレンジはイタモジホコリだったと思う。自分の紫はルリホコリのイメージ。

受付から入ってすぐ。かっこいいデジタル南方マンダラが黒いスクリーンに映し出されていました


ずっと現地の友達に泊めてもらっていて、連れていってくれた「辻の餅」さんで熊楠が大好きだった「おけし餅」を買っていきました。本当は熊楠邸の庭で食べたかったけど、時間がなくて「持ってきたよ❣️」と。意識では、あーんして食べさせてあげた。

常設展を見るだけで時間切れになりそうだったので、企画展の「龍」をじっくりと見ました。熊楠が十二支考シリーズで寄稿した新聞記事に関連する資料で、龍の由来を論考していました。恐竜の絵も(トリケラトプスとか)!

常設展では粘菌(変形菌)を顕微鏡で観察できるコーナーもあり、生きて動いている粘菌を実際にこの目で見る初体験ができて、感動でした。

等身大?の若かりしイケメン熊楠パネルに好物のおけし餅をあげて笑、ライブラリーコーナーで発見した大学同期・唐澤太輔さんの著書とも記念撮影。この著書に関連した記事はこちら(前・後編あります)

お土産の熊楠グッズをどっさり買い、隣の南方熊楠邸へ。熊楠が晩年を過ごした家と庭は全てが柔らかく調和していて心地よく、いつまでもいられそうでした。庭の木々をゆっくり見てまわると、安藤みかんもなっていました。

はっさくみたいに大きい!食べたことないです。

それから書斎を眺めていた時、ハートに大きな大きな光の衝撃が入ってきました。きっと熊楠の愛だなあと思ったのですが、すごく泣いてしまって自分でもびっくりした。こんなに熊楠が好きだったのかと。愛の大きさには驚かないというか、愛がないと神社合祀反対運動なんてできない。天才で奇人で繊細で、愛の人。だいすき。

友人は泣いているわたしに「おけし餅ありがとう(おおきに)!」って熊楠が言ってるって☺️ 

そのおけし餅は、駅に行くまでの車中で食べました。その日に作った分しか売らないという、できたてほやほやのお餅。とっても美味しかった!!!お昼のお赤飯も、ここで買いました。言うまでもなく美味。やさしい味。

両側にあんこがついてる、おけし餅  画像はこちらから→  http://www.kisyu-tanabe.jp/store/042.html

前日は熊野三山めぐり。山も海も温泉も素晴らしく、地元にもなんだか似ているけどもっと南国で、初めて訪れた念願の和歌山が大好きになりました。そして、そのきっかけを作ってくれた魂の友(実は初対面!)との繋がりもハッキリとわかり、「出雲と熊野をつないでくれてありがとう」と言ってくれました。

わたしは大斎原で鳥居をくぐった直後「ただいま」と感じた。太鼓と笛の音が聴こえ、神職や巫女たちの行列が見えました。最初は客観的に見ている感じだったのですが、川へ向かう時は自分の足に草履が見えた。それで、自分もここにいたのだと分かりました。いつもはビジョンタイプじゃないけれど、この時は珍しく結構はっきり見えた(目の前じゃなく脳内で)。

美しい満月に迎えられて眠れないながらも、最後まで泣いて泣いて浄化して、甦りの聖地にふさわしい2泊3日の旅でした。神様たちも熊楠も、みんなみんな優しかった。地元の駅に帰ってきて電話した1件目のタクシー会社にびっくりするくらいいじわるな対応されたけど、すぐ切り替えて別の会社に電話。すっごく親切で明るいおじさんが来てくれて、車内でおしゃべりしてるうちに癒された。

ほぼ同じ時期、場所は違うけどプリミ恥部さんが「ふと思いついて」和歌山市に行っていたというシンクロ。わたしの5日くらい前かな?宇宙タイミング合いましたね✨
有料記事ですが、無料部分に和歌山のところまでたっぷり書いてあります(これまたミラクル)。熊楠も出てくる!!

最後に、熊野での2日間を完璧にサポートしてくれた矢野ミチルさんのオラクルカードに感謝を込めて。熊野三山を詣でる日の朝に引きました。引いた順は左上から反時計回りに、翌日も同じように巡り甦り続ける。非加熱の高品質な香水でチューニングしてから出発。水辺の聖地を巡りながら、わたしだけでなく友人と2人一緒にいたことで過去と現在が響き合い、2人とも哀しみが癒され美しい香りの粒となって浄化されてゆきました。

夢意識のオラクルカード/ 矢野ミチル

旅の時はよく「香水」を引きます。自分でも調整用に精油3本と香水を1本持っていたのですが、朝の香水は友人が持っていたTiferethのネフェルタム、これで感覚が研ぎ澄まされて1日の流れが完璧に整えられたようです。夜はわたしが持ってきたサンガ・インセンスの宇宙帰麻炭(これもプリミ恥部さんの京都記事を読んで即買いしたもの!)。おかげで2人ともよく眠れた。猫ちゃんは、お香+わたしの布団に残っていたスパイクナード&ラベンダーの香りに予想外のおおはしゃぎで、布団の上でゴロゴロ転げまくり、飼い主もびっくり。可愛かった!!!

翌朝は友人がくれたTiferethのDargiling。全身をなでられるような癒しを感じた後、「マグダラの書」で過去生と繋がりました。これはまたの機会に・・・。そしてダージリン紅茶でミルクティーとパンとはちみつとりんごとみかん、鶴橋の激うまキュウリキムチをぽりぽりした朝食(Goodカオス👌)の後、熊楠へ会いに行ったという1日でした。

次はいつ行こうかなと、もう考えている。

よろしければサポートをお願いします。クリエイティブな活動をしていくための費用とさせていただきます。