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地球暦で暮らすこと:時空間アスリートの日々

今年から地球暦を取り入れたことは、予想以上に影響が大きかった。きっとこれがベストタイミングで、わたしが学んでいる色んなことと融合していける感触がある。そもそも、昨年パーマカルチャーを学んでいた時、ある図の中に「地球暦」と書いてあったのを見つけて「??」と思ったのが出会い。大村さんに感謝!!

地球暦、デビュー

やがてSNSで地球暦をフォローして情報を拾うようになり、昨年末にウェビナーを視聴してマニアックさに惚れ、地球暦カレンダー(ポスター)を買ったら年明けに届いた。印刷物全てに、ものすごくときめいた!!惑星ピンを刺せる場所を探して部屋のドアにしたけど、襖かと思っていたら実は半洋・半和的なドアで、堅すぎた。間に段ボールとか厚紙を挟んでピンを刺してみるが、開閉の衝撃で惑星が落ちる事故が多発。海王星が落ちたり、地球と水星が同時に落ちたりする日々が始まった。畳に転がった星を拾う。笑 

ローカル七十二候マラソン

寒冷・豪雪地帯の高原、シンプルに言えば山の中に住んでいる。もともとの二十四節気七十二候とは差があり過ぎて、花が咲く時期は1ヶ月以上違う。農事暦の目安もかなりのアレンジが必要。だったら自分で地域版の七十二候みたいなものを作ってみたら?と思っていたところに、マラソン開催のお知らせがあった。1年間やりとげられる自信はないけど、参加。オンライン開会式では、地球暦考案者・杉山開知さんの「時空間アスリート」という言葉にしびれた。走るのが苦手なわたしだけど、時空間を駆け抜けるイメージにワクワクした!

新しい文化のはじまり

そして今、6候目に入った。初春の最終コースを走り終えると、次は啓蟄から始まる仲春。そして春分へ。春分まで走ると、1年360度のうちの45度、つまり8分の1を進んだことになる。1年を角度で考える習慣は全く初めてのこと。時間が円で、螺旋状に進んでいく感覚。直線ではなく。

ローカル七十二候マラソンにエントリーしてみたものの、ズボラなわたしが果たしてまともにできるのか?と思っていた。けれど、奇跡的に続いている!「2−3候でも詠めれば十分」と、敷居を低くしてくれているのも良かった。できなくても別にいいやと思うけど、ふときづけば何か探して言葉を選んでいる自分がいる。毎日が発見の連続で、楽しい。地球暦と二十四節気七十二候を通して、新しく感じる全てのことに感動する日々。コミュニティでは国内外各地の様子もわかって面白い。日本だけでもこんなに多様性がある。そして同じ県内でも町内でも、見る場所によってさまざま。

標高、地形、緯度経度、東西南北。海洋や大陸との位置関係、太陽との距離。ローカル in ローカルで、自然環境も文化も固有である一方、すべてつながっている。さらに太陽系惑星や月との関係も、その先にある恒星や銀河も、地球暦の惑星ピンを動かしながら日々想う。星空を見れば、火星が牡牛座・プレアデス星団(すばる)の近くにいる。そして満月も。肉眼では見えないけれど、天王星は年明けごろ火星の近くにあった。今は火星がだいぶ進んで、置いていかれてる。天王星は非常にゆっくり、コースをまわっている。星の足の速さ、だいぶ違うなあ。

ミクロとマクロを往来する視点。見る側が変われば、見えるものも変わる。これらはもともと、わたしの中にあった要素だけれど、ローカル七十二候マラソンで一つの形となって現れた。つまり、「わたしの中に新しい文化が生まれた!」

noteでの記録

このnoteでは、記事へタグ付け&マガジン「ローカル七十二候マラソン2021」につづっています。個人的に、1候ずつではなくある程度まとめて読みたいので、3候ずつ(つまり二十四節気単位で)1本の記事にする、という試み。

今のところ表現方法は定まっていなくて、俳句や短歌のようにしてみたり、一言で表したり、不定形詩のようであったり、完全にフリースタイル。そして、1候(5日間)のうち2−3個できちゃったりしている。春になったばかりの今でさえこうなんだから、夏なんて生き物が動きすぎちゃう時期は、いったいどうなるんだろう!

単に今年の記録という意味だけではなく、過去との比較も面白い。記録と照らし合わせて予測したり、農作業の場合は反省を生かして改善したり、ということにも使っていける。これまでに、月の満ち欠けを参考にしていたこともあったけど、それも組み込んで。地球暦は、本当にパワフルなツール!

地球の上で、廻りながら走り抜ける360度。日と季節のめぐりを感じる時空間ランナーの可能性は無限大∞

みなさま、一緒に楽しく走りましょう*


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