自分の行動は、そのまま自己紹介になる

「自分がされて嫌なことは人にしてはいけません。」
これは結構親に言われてきたことだったので、なんとなく自分の中に染み付いているような気がする。

であるならば、自分の行動はそのまま自己紹介になるのだろう。
わたしはこういうことをされて嬉しい人ですよ、あるいは、わたしはこういうことをされたら嫌な人ですよ、と。

正直、誰が何をしたら嫌がるのか、全部が全部は分からない。
わたしが何気なく発した一言で、ひとつの行動で、誰かがとんでもなく嫌な気持ちになってしまうかもしれない。
逆にわたしがされたら嫌なことでも、他の人は全く気にしないかもしれない。

育った環境も考え方も違うので、どれだけ想像力を働かせたとて他人のことを100%理解しきることは無理だということを受け入れた上で、この「自分がされて嫌なことは人にしてはいけません」という教えは理にかなっていると思う。

他人がされたら嫌なことはわからない。だからせめて自分がされたら嫌なことは他人にしちゃダメよ、と。

もしそれで、誰かを傷付けることがあれば、その時は全力で「ごめんなさい」と伝えて、次から同じことをしなければ良い。

一時期、自分の基準が人と違いすぎて「これをしたら相手は嫌がるんだろうか？それともなんとも思わないのだろうか？」と想像しすぎて疲れてしまったことがあったのだけれど、この考え方に立ち戻ってからだいぶ楽になった。

やっぱり、お母さんの教えはいつだって正しい。