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新春に、好きとか嫌いとか

新年明けましておめでとうございます。
暦というものがなければ、今日も変わらない1日のはずなのに
元旦という名前がつくだけで、何か神聖な気持ちになるからなんだか不思議ですね。

さて、今日から毎日1記事ずつ書いていこうと思います。テーマは特に定めず。
アウトプットの時間を強制的に設けることでインプットを促進したいな、と思ったことと、何と言ってもものぐさなので本腰を入れないとなかなか筆が進まないので公に宣言できるnoteにしよう、と思ったことが理由です。
1年続いたら自分の自信にもなるかなと。続くかな〜
個人的に、今年特にアンテナを張って学びたいことは、歴史と宗教と言葉です。

大晦日に何をするか、というのはだいたい各々の家で暗黙のルーティーンがあるのかなと思います。
私はと言えば、毎年年越しは祖父の家でと決まっていました。
これは大学に入ってからも社会人になっても変わらず、実は友人と年を越したことが一度もありません。
そこで何をするかというのも大体毎年変わらなくて、親族で鍋を食べ、紅白を見て、新聞でアーティストの曲順を確認し、見たいアーティストに被らないようにお風呂に入る。紅白が終わったらジャニーズカウントダウンにチャンネルを切り替えハッピーニューイヤー。「明けましておめでとう」のメールやLINE(その時代の使用ツールによる)をぽちぽち返しながらCDTVを眺め、いい時間になったらおやすみなさい。こんな感じでした。

基本的にこの流れは変わらないのですが、一度だけ、この流れを崩して他の番組を見たことがあります。それはガキ使の笑ってはいけない、という番組。正確にいうと、親族で見ているテレビを変えるチャンネル主導権を持ち合わせていなかったので、自宅のテレビで全部録画して見ました。多分、小学4年生くらいの話。

正直いうと、全然興味なかった。
けど、当時はというとお正月が明けて学校に行くと周りの友人達が話すのはガキ使の話ばかり。番組で取り上げられたネタやワードが飛び交っていて、見てない私は「?」という感じ。タイキックってなんやねん。
「周りの話についていけない・・」となった私は、実家のテレビでガキ使を録画し、いつものように大晦日を過ごし、祖父の家から帰宅後録画したガキ使を全部見ました。全部で3時間くらい?涙ぐましすぎる。

見終わった感想はというと、全っ然面白くなかった。
いや、正確にいうと面白い部分はあったけれど、面白いと思いきれなかった。何がそうさせたかというと、「笑ってはいけない」というタイトルの通り、笑った後に叩かれるという「お仕置き」が待っていたからだと思う。
面白いと思った瞬間に「あ、でも叩かれる・・・」と反射的に思ってしまった。面白そうなことが起こるたびにビクビクした3時間はとてつもなく長かったのを覚えている。
それからは、もう話についていけなくてもいいからこんな思いして見るのやめよ、と開き直ってこの番組を見るのはやめてしまい、私の大晦日はいつものルーティンに戻っていった。
でも、「ガキ使は苦手」って言えなかった。みんな好きなのが当たり前だったから。
「自分の感覚がどこか間違ってるんじゃないか」、そう思ってしまって。

あれから15年近くが経ったのだろうか、年号は平成から令和に変わり社会の空気もだいぶ変わった。ぺこぱの「突っ込まないツッコミ」が話題になっているが、お笑いの世界でも誰かを馬鹿にしたり、貶めたりするものはもう世間に受け入れられなくなってきているのではないだろうか。お笑いは有名どころしか見ないからわからないけど。

今でも私は大晦日のガキ使は見ないけれど、好きで見ている人のことは全く否定しない。Twitterを始めとしたSNSで番組の一部が流れてくることが往往にしてあるし、中には「普通に面白いな」と思うものもある。そういうものはコンテンツとして素直に楽しませてもらっている。

流石にもう小学生ではないので、「ガキ使見てなきゃやばいよ!」と言われることはないけれど、社会に出たら出たで「これはなんとなくみんな好き」「これはやるべき」みたいな、無言の圧力のようなものも、形を変えて一定あると思う。

食わず嫌いはよくないので、一度は試してみた方がいいとは思うけれど
「それって私に本当に必要?」「心から好きだと言える?」という問いかけはいつも自分に投げていきたい。
好き嫌いって、ようは「わたしのフィルターを通すと世界はこう見えますよ」っていうものだと思うから、本来は相手を否定するものではないはず。

2020年代にサブタイトルをつけるのなら、「多様性」。そんな時代になる気がしている。
自分が好きなこと、嫌いなこと、もっと発信していけ。
ハッピーニューイヤー!

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