見出し画像

僕たちの嘘と真実 この結末は大人のせいか?

よくこの映画のレビューを見ていると"大人の責任"というワードをよく目にする。

それは振付師TAKAHIROへの質問のときにあったものだが、平手をここまで使い切った運営、こうなるまでほっておいた大人への責任という意味で使われていることが多い。

では欅坂46が、平手がこうなったのは運営が選択を間違えたからなのか。

自分の考えは間違ったことはいくつもあったかもしれないが、結末は一緒だっただろうと思う。

この映画の面白いところはこのような結末になったグループの責任を誰かに押し付けたいができないところにあると思う。

よく平手に対して、可哀想であったり、秋元康の責任にする人が多い。

が平手が一番望んでいたこととグループの進んだ方向は同じだったと思う。

これに対し、秋元康の洗脳だ、14歳の子があんな偉い人に言われたらそう思っちゃう的な返しを想定されるが、それに関しては平手本人ですらわからないと思う。

しかし、サイレントマジョリティーのときから納得できるほどのいいパフォーマンスがしたい、歌詞を伝えたいという思いが人一倍あった平手自信が自分に正直に進んだ結果がこれだと思う。

事実秋元作詞の10月のプールに飛び込んだは世界観についていけない的な理由でやることができなかった。

自分もあの歌詞はどうなのと正直思った。があの重い歌詞の黒い羊の後どういう曲をやるのか、不協和音のあと笑うアイドルにしたように逃げるのかどうか自分は気になっていた。がその答えが出されることはなかった。

平手のインタビューでアンビバレントをやったとき次は黒い羊みたいに重いのだと思っていたというニュアンスの発言があった。

黒い羊の撮影自体、3.4回とりなおしているという情報を出演者が漏らしていたが、それほどまでに平手含め、監督、欅坂チームはこだわりが強かった。

その路線を決定づけたのは、不協和音。

アニバーサリライブで1stシングルから流れでやるのが嫌で泣いた的な話があった。

その後、握手会事件などが起こるが、その後の欅共和国17。

圧巻の出来だった。勝手なだが、ここで一度平手は納得してしまったんじゃないかと思っている。(みんなありがとうと言って泣いたエピソードがあったような...)

がその後のロッキンで納得できず、直後に備えていた、ツアーに参加することができなかった。おそらく本人からすると準備期間が足りなかったのだと思う。

客に見せれるまで平手は自分に自信がつくまでひたすら練習するタイプそうなので、過密スケジュールでのツアーは非常に酷だったように感じる。

運営の責任と言わざる得ない

その後名古屋でリベンジしたいと言っていたがこれ以降することはなかった。自分は平手の両親関係が気になってしまう。グループに入らなければ留学するつもりだったそうなので、逃げたい何かがあったのではと勘ぐってしまう。兄とは仲が良さそうだったが...

その後、幕張ツアーファイナルでは顔面に血糊を塗って踊るという、アイドルらしからぬ演出をして、ENDという文字で幕を閉じた。

欅坂の色を更に決定づけた瞬間だと思うが、これを何故配信でも円盤でも出さないのか。本当に腹が立つ。

その後風に吹かれてものシングルを出して、12月のfns当たりから平手から笑顔が消えた。その前にはノンフィクションがあった。それの影響だと思うが、何かが大きく変わった。

運営の間違え2つ目は、ここで平手を出したこと。

過去の行動からの憶測だが、ここで出れない的な発言を平手はきっとしていただろうと思う、運営にも色々事情があるのだろうが、結果出して平手はおそらくいろいろな負の感情に囚われた。

そこで今泉が平手が嫌なら私がやる的な感じの構造になっていたような気がする...(雑誌でいったんでしたっけ、荒れてたらしいのしか知らない)

ちなみに自分は友達経由でyoutubeで欅坂を検索し、かっけえとなり、歌番組を見始めたのがこの時期。

レコ大がおそらく最初で、そのときも下を向いていた。(不協和音の予定を風に吹かれてもに変えたという噂がある...)

その次の紅白で不協和音を披露。その後の内村コラボで過呼吸などを起こし、世間で目立ってしまう。

このとき平手はグループを離れる話をした。決断した原因は12月の歌番組だと思う。

このとき、1月にある武道館ライブを控えていたが、平手の怪我でひらがなけやきがやることに日付的にその武道館の日に、ガラスを割れのmvが撮影されている。。。

ここでどのような話し合いがあったかは全く不明だが、武道館の日に合わせて、ガラスを割れの準備をする予定だったのだと思う...

mvでは平手とメンバーはなかなか一緒にならず、少し異様なmvとなっていて、平手は撮影の時涙していた。

その後響の撮影で平手は離れて、欅坂は初めて平手無しで前に出ようとした。cdは売れたもののやはり反響自体は少ない。セカンドアニバーサリーでも平手の大きさを実感してしまう日になった。

その後、平手が帰ってくるときに今泉はグループを離れた。

今泉はかっこいいじゃなくかわいいがやりたかったとアニラで言ってたらしいが、かっこいいでやることが決まっていると言われたらしい。

このとき平手の欅坂に縛られず、今泉の言う通りにしていればどうなっていたのか、それは誰にもわからないが、間違いなくこのときの今泉卒業で欅坂のピースが壊れた。

これが3つ目

21人の仲良しグループの限界は2017,12月で来ていたが、それがこのとき完全に終わった。

こうなった以上、運営ができることは何もない。黒い羊で僕のせいだと歌ったところでthe endだ。

秋元康はグループの状況を手紙のような歌詞にして作詞をするらしい。秋元が方向性を決めていると言うよりはグループの進んでいる先の未来がこれだということだ。

がそれであろうと黒い羊は調子乗った。やりすぎ。

長々と欅坂の流れを語ったが、3つとも運営だけの問題ではない。

アニラの予定はだいぶ前から計画していただろうし、2017は攻めるぞという感じで予定を決めていくとこういう予定になってしまった。少し想像力が足りなかっただけだ。歌番組の出演もメインの出番がないという選択を取れるほどの能力がなかった。

正直これぐらいの、間違いで自分は攻める気になれない。平手がアイドル路線じゃなく、欅坂独自の路線を進みたいと思ったその時から、平手は進み続けた。その結果、グループは不協和音を起こし、結果平手が黒い羊になったといえてしまうかもしれない。

がすべて平手が選んだと言える。

欅坂のテーマである自分らしく生きる。その通りひたすらガラスを割ろうと前に進み続けた。

その代償がこれだった。それだけの話だと思う。

絵に書いたような幸せを求めるなら、周りに合わせて同調していればいい。

それが合わないなら自分の道を進むしかないのだ。結果がどうであれ。

自分はそれ自体がすごく輝いて見える。幸せにならなくてもそういう人生を送れている、それだけで充分じゃないかと思っている。

平手は最後のsolで

「つらいこと、苦しいこと、たっくさんあると思います。つらいこと、苦しいことのほうが多いって思う人もきっとたくさんいると思います。私もそう思っている人間の1人です。でもどれだけ嫌なことがあっても逃げずに戦ってほしいです。戦うことはすごく勇気のいることだし、自分も相手も傷つくこともあるかもしれない。でもそれはマイナスに受け取るんじゃなくて、むしろプラスに受け取って欲しいなと思います」

そう言った。

補足:よくこの映画では平手とメンバーの構図にされるので平手ファンが怒りがちだが半分事実なので仕方ないと思ってるのと、平手が抜けるとき抱き合ってる映像があるんだしそれだけで充分じゃないかと自分は思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?