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マイ・ブックショップ

「マイ・ブックショップ」という映画を観て、引きずっているところ。

戦後しばらくしてイギリスの田舎町に本屋を開く女性の話なのですが、私はもっとハートウォーミングな映画なのかと思っていました。前情報は仕入れず勘で良さそうだと思った映画を観るタチなので、こういう事も時々あります。

こうしてしばらく引きずる映画を観たのは久しぶりかもしれません。ここ数年は夫に合わせてSFとか娯楽大作が多かったから。ヒューマンドラマ系は一緒に観てくれないので、一人ビデオ鑑賞で。

今回は、なんとなく借りたDVDを夫が見てくれるというので一緒に観ました。ちなみに同梱で借りたのは「ブラック・パンサー」、これはこれで面白かったのだけど、近年の映画はよく出来ているぶん、あぁ面白かった!で終わりというか、そのうち忘れてしまいます。

でも英国ドラマとか映画とか、原作のある作品は深みがあるので心に残るんですよね。ドラマは ベネディクト・カンバーバッチ主演の「パレーズ・エンド」が好き。「炎の英雄シャープ」も好きだけど。若い頃は映画「眺めのいい部屋」がイチオシでしたっけ。

それでこの「マイ・ブックショップ」、老紳士が女店主がセレクトして届けたレイ・ブラッドベリにハマるのとか最高だったのだけど。あの時代、新しい空想物語が続々登場して、刺激的な時代だったと思います。

最期は世の中の世知辛さが残り。若い頃ならこういう映画も世間の勉強になるからと、昔は私も積極的に観ていたのだけど、いまこの歳で観るのはとても辛いです。だって現実を既に知っているから、映画の中くらい夢を見ていたいという感じで。

しぶりながら一緒に観てくれた昔のスターウォーズ好きだった夫はショックを受け引きずってしまい、翌日のジムではおばさん恐怖症でヨガのクラスに出るのは気が進まず休んだと帰って来ました^^; そこまで人間不信になるのなら、やっぱり私一人で観れば良かったかもしれません。

でもたまにはね。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」ほどじゃ全然ないし。
英国の映画は奥深く、また他にも観たいと思う今日この頃。

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