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メディカルイラストレーションとは

こんにちは!私、日本でメディカルイラストレーターとして活動しております、株式会社LAIMANのライアン杏莉です。

ここでは、メディカルイラストレーションという職業について私見も交えながらお話ししていこうと思います。

今回は、そもそも「メディカルイラストレーション」とは何かお話したいと思います。

メディカルイラストレーションとは、医学に関する情報を視覚的に伝えることを目的とした分野です。

メディカルイラストレーションの起源は、メソポタミア文明やエジプト文明の壁画に描かれた人体や臓器の図の表現から始まり、世界各地で何百年も存在してきました。「モナ・リザ」の作者であるレオナルド・ダ・ヴィンチも実はメディカルイラストレーターなのです!

日本においても、解剖学者の山脇東洋や杉田玄白の「解体新書」などが、江戸時代からメディカルイラストレーションが制作されてきました。

こんなにも歴史が深い職業なのですが、21世期の現代においてメディカルイラストはどの様な場面で活躍しているのでしょうか?

古今共に市場を大きく占める媒体は、出版や論文におけるイラストです。メディカルイラストレーターは、教育現場における教材や論文を執筆している研究所、病院で使う患者説明資料など、目的は様々ですが、紙やweb媒体に使われるイラストの制作は常に需要が存在します。

また、デジタル化が進む中、「メディカルイラストレーター」という肩書きですと2次元の媒体のみを想像されるかもしれませんが、3DCGの媒体も制作します。例えば、人体解剖用の3Dアプリや、他の媒体にアウトプット(スクリーンショット・レンダリング)される素材の元素材として3DCGのモデルを制作することが多くあります。

他にも、アニメーション、VRなど、メディカルイラストレーターの活躍できる場面の可能性は更に広がっていくことが期待されています。

媒体を問わずメディカルイラストレーターの仕事として共通する内容は、

①お客様の「伝えたいこと」を把握し、それをどの様にビジュアル化すれば効果的に伝わるか考えデザインする

②科学的に正確な成果物を制作するために、リサーチをする

ことです。メディカルイラストレーターとして医学の知識とアートの技術がベースとなりますが、この職業の真髄は上記2点にあると思います。

さて、メディカルイラストレーションとは、参考になりましたでしょうか?

追々、メディカルイラストレーターになる方法をご紹介していこうと思います。こういった業種を考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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