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英語発音指導のやっかいな音、シュワ!どのように教えたらいいのでしょうか?

シュワという音は、英語で最も多く使われる母音であることをご存知ですか?それにもかかわらず、教えるのがとても難しい音なのです。特にスペルに関してそういえます。

シュワは、特別な母音です。英語という言語を特徴付ける音なのですが、地味な存在なので無視されることが多いのです。バンドの演奏に例えるなら、ベースもしくはバスドラムのような存在と言えるでしょうか?

あなたは、シュワの音に関してどんな印象を持っていますか?生徒さんの発音指導をする時、シュワはただの母音の一つに過ぎないと教えていますか?

この記事では、英語の先生がシュワ音について自信を持って生徒さんに教えられるように、何ができるかについて考えてみましょう。

シュワとは?

シュワはストレスのない母音で、a, e, i, o, u, yのうちどの母音文字でも綴られます。例えば、bananaという単語には3つの母音aがありますが、2つのシュワ音が隠れています。これは/nan/の部分にストレスがあるためです。リズムとストレスは英語を正しく発音するのに重要な役割を果たしています。さらに、英語のリズムを作るのにシュワは欠かせない音です。

アメリカ英語発音母音カードでアクセントトレーニング!

ə (schwa)

シュワの記号はeを逆さにしたような形をしていて、柔らかい短母音U (/uh/) または短母音I (/ĭ/) のように聞こえる音です。

怠け者の母音

シュワは「lazy vowel (怠け者の母音)」とも呼ばれ、口をほとんど開けずに発音するため、とても柔らかく弱い音です。単語によっては、「interest」や「chocolate」のように、ほとんど聞こえないほど弱いものが多くあります。

in-ter-est は3音節ありますが、2番目のterにあるシュワが聞こえなくなって、in-trust に聞こえます。最後の音節、estの母音はシュワですので、estと読まずに、脱力してuhst となります。

choc-o-late も、同じように、2番目の音節にあるシュワが聞こえなくなって、choc-luht に聞こえます。最後の音節、ateの母音はシュワですので、lateと読まずに、脱力したluht となります。

土地によるアクセント

方言やアクセントはしばしば単語の発音に影響を与えます。例えば、アメリカ英語とは違い、オーストラリアやイギリス英語で発音される/er/という語尾はシュワになります。

ストレスのない音節

シュワの音は、アクセントストレスのない音節に見られます。多音節の単語では1つの音節にアクセントストレスがあります。第二アクセントストレスがある場合や、単語のリズムによって読み方が変わりますが、シュワの音はストレスのない音節に見つけることができます。隠れているシュワを探す習慣をつけましょう!

シュワを探せ!

ストレスのある音節とストレスのない音節については、アメリカでは小学校高学年の生徒に教えます。ネイティブの子供たちは耳で覚えている感覚ですが、英語を外国語として学ぶ人にとっては、馴染みにくいコンセプトと言えます。

英語を聞き取る耳を育てるために非常に重要な要素ですので、初心者のうちからアクセントやリズムに注目させるようにしましょう。英語初心者や子供たちを教える場合でも、英語教師としてこの厄介な母音をどのように教えられるか知っておくとよいと思います。

英語はストレス・タイム言語です。つまり、ある単語や音節は、他の単語や音節よりも音が長くなります。そのような単語や音節には、アクセントストレスがあります。

英語の文章では、メッセージの最も重要な部分を伝える単語(名詞、主な動詞、形容詞、副詞)にストレスが置かれます。代名詞、冠詞、接続詞などの機能語は通常、ストレスはありません。

例えば、次の文を考えてみよう:

The sky is blue.

Skyとblueにストレスが置かれると、theとisはどのように聞こえますか?

thuh sky z blue.

リズムは、「タタータター」となります。

つまり、「短い長い短い長い」です。

単語内のリズム

音節が2つ以上ある単語には、ストレスのある音節とストレスのない音節があります。

例えば、miracle (mir-a-cle)

この単語のネイティブ音源をGoogleで調べて見ましょう。生徒さんと一緒に聞いてみてください。どの音節にストレスがあるか、どの音節が弱くなっているかがわかりますか?ストレスやリズムを聞き取れるように耳を訓練しましょう。

最初の音節以外の母音はシュワになってしまいますね。

mir-a-cle (mir-uh-kl)

どの音節にストレスがあるかによって2つの意味を持つ単語もあります。

例えば、con-vict.

最初の音節にストレスがあれば、KAAN-vkt

She is a CON-vict.  (名詞)

2番目は音節にストレスがあれば、kn-VIKT

We con-VICT her of a crime.  (動詞)

このように、二通りのリズムパターンを使って、単語が名詞か動詞か耳で聞き取れるように訓練しましょう。アクセントストレスのない音節にはシュワを当てはめてみましょう。シュワがどれほど多く使われているかに気付くことができます。

そしてシュワを探すことを習慣にしてください。そのようにするなら、普段からアクセントトレーニングをすることができます。アクセントトレーニングをすると驚くほど耳が良くなりますよ。


アクセント・パターンを教える方法

2音節以上の単語には、3つのアクセント・パターンがあります:

  • 接頭辞や接尾辞(prefix or suffix):ではなく、語根(root)にアクセントをつける: jump/ing

  • 語根に2つの音節がある場合、通常は最初の音節にアクセントをつけます: tel/e/phone

  • 3音節以上の単語で、サイレントe音節で終わる場合、アクセントのある音節とサイレントe音節の間に通常1音節を置きます:con/tam/i/nate

このような、英単語によくあるパターンを知っておくのも一つの手ですね。耳で覚えることが大事です。

似たようなシュワパターンをグループで教える

スペルが似ている、あるいは共通のパターンを持つシュワ音節をグループ分けすることもできます。

例えば、-alを含む単語をすべて一緒に教えることができます。(接尾辞alのaはシュワです)

例えば、local, visual, technical, hospital 

また、母音を表す文字パターンで教えることもできます。例えば、about、again、alarm などの単語の頭など、A の文字はシュワの音になることが多いです。

スペルと発音を覚えるために、似たような単語を見つける

語根や接辞(roots and affixes)を知ることは、助けになるかもしれません。基語や語根を見つけ、他にどんな単語があるか考えることができます。

繰り返し触れることが大事

最終的には、生徒が各単語のスペルと発音を一緒にを覚えることができるように、たくさんの英単語に触れて練習することが必要です。そのためには、音読が最も効果的です!

シュワのスペルには決まったルールはありませんので、耳でリズムパターンを覚えることを目標としてください。

辞書やスペルチェッカーなどのツールの使い方もしっかり教えましょう。シュワの音とアクセントのある音節の記号を知っておき、辞書を参考資料として使えるようにしておきましょう。

Googleで英語発音を良くする

このように、シュワやリズムについて英語言語の大事な特性を上手に教えるなら、生徒さんのリスニングが爆上がりするだけではなく、余計な回り道をすることなく言語を習得できるように援助することができます!

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