北欧デザイナーサトゥさんのサステイナブルに配慮した物作り
フィンランドの北の玄関口オウルから、自動車で2時間ほどの街Kalajokiカラヨキにテキスタイルデザイナーで起業家のSatu Someroサトゥ・ソメロさんの拠点があります。
サトゥさんが運営するお店アイトショップAitoShopにて、ご本人からでデザインコンセプトを直接伺うことができました。
Satu Someroサトゥ・ソメロさんとPisa Designピサデザイン
フィンランドのカラヨキ出身のサトゥさんはPisa Designピサデザインの創始者でありテキスタイルデザイナーとして活動しています。
この日も織機を使いながらお話してくれました。
ピサデザインの始まりは2003年というので20年以上ブランドを継続されています。
AitoShopアイトショップはどんなお店
サトゥさんはデザイナーとして商品開発と同時に、自分の理念にかなった製品を集めてアイトショップも経営しています。
カラヨキのショッピングモールに入るアイトショップにはピサデザインの商品はもちろんですが、カラヨキのオリジナルグッズやサトゥさんが選ばれたプロダクトが並んでいます。私もこの旅でカラヨキオリジナルTシャツを購入しました。
フィンランド好きなら知っている、Loviロヴィの製品やOsumiaオスミアのバスグッズ、Viaminnetヴィーアミネットのアクセサリーなんかもありました。
PisaDesignピサデザインのコンセプトは
ピサデザインは高品質なリネンとリサイクル素材をミックスさせた製品を多くデザインするライフスタイルブランドです。フィンランドの伝統的な手工芸で現代のライフスタイルにあったシンプルで使いやすいプロダクトを作り出しています。プロダクトはインテリアなどの家庭用品だけにとどまらず、フィンランドらしいサウナグッズや衣類、バックやポーチなどのファッションアイテムと幅広く展開しています。
バックを手に取るとキラキラした光沢があることに気付きます。
実はこの製品は古いビデオテープとリネンをミックさせて編み出しているとのことでした。
なぜ使用済ビデオテープを使うの?
今はほぼ使われなくなったビデオテープ。しかしビデオテープはサトゥさんが幼かったころ親との思いでのエピソードがたっぷり詰まっています。ビデオテープを材料にプロダクトを作り出せないかと思いついたとか。使われなくなったものを素材として取り入れ新たなプロダクトに生まれ変わらせるのはとても北欧フィンランドらしい取り組みです。
ピサデザインのプロダクトは環境に配慮されいるのはもちろんですが、このようなストーリーがあるとますます興味がわいてきます。
最後に
お店の名前になっている「Aitoアイト」はフィンランド語で本物を意味します。
サイトにはこのように書かれています。*一部抜粋しています
For us Aito means high quality products, that are honestly, ethically and professionally made and that clients enjoy to use.
私たちにとってAitoは、誠実で、エシカル(倫理的)で、プロフェッショナルに作られ、お客さまに喜んで使っていただける高品質のプロダクトを意味します。
この部分からサトゥが一番こだわる思いが強く伝わってきました。
カラヨキの大自然の中でサトゥさんは今日もインスピレーションを受けステキなプロダクトを作り続けていることでしょう。
Pisa Designピサデザインのサイトはこちら
とてもキュートなサトゥさん、ありがとうございました!
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