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日本の百合根のほとんどは、関西で消費される

先日、ゆりねの記事を投稿したところ、ゆりねを使ったことがないとか、食べた事ないという声を聞いたので調べてみると、ゆりねのほとんどは関西でしか使われていなかった事をいまごろ知りました。

関西では茶碗蒸しに当たり前のように入っていて、ゆりねは当たり前のような存在でした。

これは滋賀県名物の飛び出し坊やが、全国どこにでもあると考えていたのと同じですね。最近までそう思ってました。

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ゆりねの99%が北海道産であるのに、消費されるほとんどが関西というのが不思議です。関西以外の人は、ゆりねにお目にかかる事自体が少ないのではないでしょうか。

ゆりねは生産に大変手間がかかり、店頭にならぶまで6年かかります。そのうえ栽培もむずかしい貴重な野菜です。

ゆり根のキャラクター「ゆりりん」っていうのもあるんですね。

ゆり根は栄養価も高く、特にカリウムが多く含まれています。
カリウムは、高血圧の原因となるナトリウムの排泄を促し、むくみ防止にも期待できます。

そのほかにも、鉄、リン、カルシウム、タンパク質なども豊富です。

グルコマンナンと呼ばれる食物繊維も豊富に含まれていて、整腸作用もあります。

なので栄養的にも大変優秀な野菜で、古くから薬用として使われ、修行僧の栄養源として精進料理にも使われていました。

こんなにいい野菜が関西でしか消費されないのは、もったいないですね。

火をとおすとホクホクとして、ほんのり甘味があり優しい味です。
ピューレにすると、なめらかでクリーミーな感じ、乳製品に合わせても美味しいです。

先日投稿したゆりねのクリームのレシピ

関西では普通にスーパーに並んでいますが、他の地域では入手しづらいかもしれませんね。

おいしくて栄養価の高いゆり根、もし売っているのを見かけたら、ぜひ茶碗蒸し以外の料理にも挑戦してみてください。


貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊