知らないと危険なツツジの神経毒
こんにちは
小学生の時に、学校に植えてあったツツジの蜜を吸っていたラ・フェ修家です。(毒のないツツジでよかった。なんでも味見するやつ)
先日、ツツジを見に近くの石山寺方面に行ってました。
京阪電車、石山寺駅は瀬田川沿いの駅で、駅からも川が見えてます。
京阪電車は、高校の時に通学で使っていました。
京都、大阪、滋賀を走っている京阪電車なのに、名称に滋賀の滋の字も入っていないです。(琵琶湖の水止めるで)
瀬田川は、京都(宇治川)大阪(淀川)名前を変えて大阪湾まで流れていて、滋賀県民が京都・大阪府民にバカにされた時の鉄板ネタ「琵琶湖の水止めたろか」で有名?な川です。
見事に咲いていました。
このように美しいツツジですが、ツツジの種類によっては毒性があり、子供が花の蜜を吸ったり、ペットが花を食べたりすると危険なので注意が必要です。
日本産のツツジで毒があるのは、「レンゲツツジ」で4月〜6月に赤または黄色の花を咲かせます。
このレンゲツツジは、葉にはアンドロメドトキシン、花にはロドヤポニン、根にはスパラソールが含まれています。
これらの毒は、嘔吐、痙攣、麻痺、呼吸困難などの症状を起こす神経毒で大変危険です。
このレンゲツツジの蜜を吸った、蜂のハチミツを食べたことによる中毒例も報告されているので、レンゲツツジが自生している開花期には、ハチミツを取らないようです。
ツツジにはいろんな蜂が蜜を吸いにやってくるので、蜂の注意も必要になります。
ツツジの漢字は「躑躅」と書き「てきちょく」とも読みます。
この「てきちょく」の意味は、「行って立ち止まる」という意味があって、ツツジの花の美しさに見とれて立ち止まってしまうことからついた名前と言われています。
また「躑躅」の漢字には、「足がふらつく」という意味があり、中国では毒性のあるツツジを「羊躑躅」と呼んでいて、羊が葉を食べたら、てきちょくして死ぬことからきているとも言われています。
植物毒は、このほかにも広く存在していて、よくあるのは、じゃがいもの「ソラニン」が有名です。
きのこ狩りや山菜狩りにも、知識が少ない人は、食べる時に専門家や詳しい人に見てもらうなどの注意が必要です。
今、いろいろな食材を食べることができるのは、先人の知恵と犠牲のもとに成り立っているので、注意しつつも、ありがたくいただきたいです。
健康ブームで「あれダメ、これダメ」という情報があふれていますが、動物も植物も人間に食べられる為に存在しているのでありません。
ほどほどに、無駄なく残さず大切に食べて、自然も健康も守っていければいいですね。
貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊