見出し画像

Hej! Laere vol.35 4年ぶりの対面開催! Creative Leadershipミニレポート

Laereが定期的にお届けしているニュースレター『Hej ! Laere』をダイジェスト版で公開しています。本ニュースレターは、2023年10月27日に配信しています。

4年ぶりに対面開催! KAOSPILOT・クリエイティブリーダーシップコース

2023年10月2・3日、5・6日、東京の会場でデンマークのビジネス・デザインスクールKAOSPILOTのリーダーシップ育成プログラム「クリエイティブリーダーシップ」を弊社主催で開催いたしました。本プログラムはコロナ禍以降オンラインで開催していましたが、今年は4年ぶりにデンマークから講師を招き、リアル対面開催を実現することができました!

クリエイティブリーダーシップのプログラムはグローバルリーダーや起業家を育成してきたKAOSPILOTの叡智を集結したプログラムです。たった一つのリーダーシップの正解を学ぶ研修ではなく、身体知を通して自分なりのリーダーシップを創造していきます。さまざまな工夫により過去3年間はオンラインにて同等の学びを提供してまいりましたが、やはり人々が集まったときのエネルギーは対面に変えられるものはないと感じました。

クリエイティブリーダーシップでは「頭と心と体」を駆使して、自分と周りのリーダーシップを引き出します。段階的にカオス度の高いタスクに取り組みながら、頭をひねらせ、チームメンバーと心を通わせ、手を動かして実践をしていく参加者の皆さん。4日間の受講を通して、リーダーとしての自信と信念が育っていくのを感じました。

4日間、東京大学の駒場キャンパスにて実施。各回30名ほどご参加いただき、それぞれのリーダーシップを引き出しあいました。

▼ 参加者の声を一部ご紹介します。

・今までリーダーというのは、課長や部長など「〇〇長」の人が担うべきものと考えていましたが、リーダーシップというのはかなり広い概念で、双方的な概念だと学べたのがすごく大きかったです。

・Creative Leadershipでは、変化する環境や価値観のなかでも自分の軸を持ち、クリエティブな場を作り、リードするスキルを学べました。ここで学べることは頭、心、手を使いながら人とつながる方法です。仕事だけでなくプライベートの人間関係にも非常に役立つと感じました。

・非常にプラクティカルな形で、共創をするチームでの基本的な考え方と振る舞い方を教えてもらいました。奥が深くて実践にはトレーニングが必要ですが、大事な指針を頂いた気がします。

Creative Leadershipの講師を務めるDavid(右)とPaul(左)。遊び心と探究心を刺激するファシリテーションが魅力。

弊社レアでは、年1回、KAOSPILOTの講師であるDavid、Paulをデンマークから日本へ招聘し、Creative Leadershipプログラムの開催を予定しております。今回ご参加できなかった方も、ぜひ次回開催時の参加をご検討ください。

▼ こちらのnoteでは過去Creative Leadershipプログラムを受講いただいた方々の声を紹介しています!

▼ 今後の説明会、次回開催は決まり次第ホームページで公開予定です。


Voice from Finland

「Voice from Finland」では、アアルト大学デザイン修士課程Collaborative and Industrial Designに在籍中のえりかさんにご寄稿いただきます。今回はえりかさんが体験するフィンランドのサウナ文化について共有いただきます。

「自分らしい」サウナの時間

Hyvää päivää!(こんにちは!)フィンランドのアアルト大学に留学しているえりかです。前回のニュースレターでは、天然染色コース「Living colour」について、紹介させていただきました。今回は、「フィンランドのサウナ文化」について、ゆるりとお話しさせてください。

サウナ発祥の地 フィンランド

フィンランドといえば、ムーミン、サンタクロース、オーロラ、マリメッコ、イッタラ…。様々なイメージがありますが、その中でも「サウナ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?近年日本では、サウナブームが再燃し、「ととのう」というワードを頻繁に耳にするようになりましたね。ヘルシンキの公衆サウナを訪れると、「サ旅(サウナ目的の旅)」中の日本人観光客の方に、本当によく出会います。

実はフィンランドに暮らし始めてからも、サウナにあまり興味がなかった私ですが、今年の夏からついに「サ活(サウナ活動)」を始めました。きっかけは、夏至祭で過ごした友人のサマーコテージ。サウナで温まった後に、バルト海で「自然の水風呂」を経験してから、サウナの気持ちよさと、海から上がったあとのスッキリ感にすっかりハマってしまいました!今では、毎週アパートの共有サウナに入り、週末はヘルシンキ市内の様々な公衆サウナを巡っています。

湖に飛び込めるスモークサウナ「Kuusijärvi sauna」

フィンランドの日常サウナ事情

ヘルシンキ市内のアパートの多くは、浴槽がないことが一般的ですが、屋上や地下に共有サウナが付いています。世帯ごとに30分や1時間の時間枠を予約して使用したり、アパートによっては、住民なら誰でも使用できる男女別の時間枠が、週に1回割り当てられている場合もあります。私が住んでいる学生アパートは、毎月15ユーロで週に1回の時間枠を予約できるのですが、来月から月に4回無料で使用できることになりました。(ありがたい…!)

この記事を書くにあたって、フィンランド人の友人たちとサウナトークを交わしたのですが、彼らにとってサウナは、日本人にとっての「お風呂」に近いようです。頻度は週に数回、月に1回、人によって異なりますが、忙しい日常から解放されて、心身をリラックスできるサウナは、日常生活に欠かせないもの。「何歳でサウナデビューしたの?」と聞いたところ、「明確には覚えてないけど、家のサウナには歩き始めた頃から入ってると思う」とのこと。さすが、サウナ大国フィンランドですね。

1928年オープンのヘルシンキ最古の公衆サウナ「Kotiharjun sauna」

ととのわなくてもサウナが好き

「サ活」を始めてから様々なサウナを訪れましたが、私自身はいまだに「ととのう」感覚は、よくわかりません。日本では「ととのう」目的にサウナに行く方も多いのかもしれませんが、フィンランド語には、「ととのう」を言い表す言葉はないそうです。

お酒を飲むこと、家族や友人とおしゃべりすること、ただただ熱い蒸気を楽しむこと…。公衆サウナでは大声で話さない、ロウリュの際には一応他の人にも声をかけるなど、相手を思いやるマナーはいくつかありますが、細かいルールはありません。

時間を気にせず、リラックスして、自分のペースで自由にサウナを満喫する。「自分らしさ」を大切にする、フィンランド人の価値観がサウナの楽しみ方にも現れているのかもしれませんね。まだ10月下旬ですが、ヘルシンキは一気に冷え込み、雪がパラパラと降る日も…。暗くて寒くて長い冬が始まると思うと憂鬱ですが、サウナにじっくり入って、自分らしくサウナを楽しみたいと思います。

それでは、Nähdään!(また会いましょう!)

ボランティアで運営されるローカルサウナ「Sompa sauna」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今後もニュースレターではいち早く北欧社会からのヒントやLaereの最新活動をお届けしていきます。購読をご希望される方は下記のフォームよりご登録をお願いいたします。ニュースレターではnoteアーカイブ記事には掲載されていない弊社レアスタッフからのインスピレーション情報やラーニングフルクエスチョン(探求しがいのある答えのない問い)のシェアもございます。

https://laere.us2.list-manage.com/subscribe?u=c3f5a2f198fba3967269ae3f2&id=6a5d290f4a

それではまたお会いしましょう!Hej Hej 👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?