開発秘話07:世界観・魔法と魔法使いの扱い
前回はキャラクターの設定について書きました。
今回は世界観の設定。
その中でも「魔法と魔法使いの扱い」について。
ちょっと熱…長めの記事です。
魔法は一般的な物か?珍しいものか?
たとえばPRGならば
魔法使いは職業の一つだったりして
さして珍しくない存在です。
では、童話の世界ではどうでしょうか?
シンデレラ、白雪姫、人魚姫、どの童話にも1人2人いますね。
しかし、魔法を目にして驚いたり感動することを考えると
魔法人口は少ないのではないでしょうか。
魔法はある。しかし魔法使いと魔女は秘するべき存在。
それくらいの温度感かなと思います。
では、なぜ秘する必要があるのか?
→強力すぎて悪用すると世界を歪めてしまうから
→そんな力、力を欲する人(王様とか軍部)が放っておく?
→国が魔法使いを囲っているかもしれない
→切り札は隠しておくもの
→民衆には魔法使いの存在を秘密にしてるかもしれない
→むしろ民が力を得ないように「悪いもの」という噂を流しているかも
→だとすると「魔法が使える」って隠すよね
→故に、みんな聞いたことあるが見たことがない。珍しい存在
と、こんな風に掘り下げてみます。
あくまでコレはアンデッド・シンデレラ内の世界観の設定です。
しかし、こういうことを考えているときが実に楽しい。
この世界ではもう少し魔法使いに設定を盛り込みました。
魔法使いの条件
これは実際にアンデッド・シンデレラに適用した設定です。
シナリオのなかでも触れています。
よくある設定ですが、お付き合いください。
魔法使い・魔女には、体のどこかに印(魔法陣)がある。
…ソレっぽいでしょう?
印が大きく目立つほど力が強く、小さく目立たない程弱い
リスクがある方が強いとかソレっぽいでしょう?
シナリオには書いてないですが設定としては入れてます。
使い方を知らなければ、魔法は発動しない
目立つところに印あったところでホクロくらい小さい人は魔力も微弱なので
自分が魔法使いだということを気づかず、気づかれず
使い方を知る機会もないので「ただの人」として一生を終わる可能性もあります。
手や顔のような見える部分に魔法陣があり「あ!お前魔法使いじゃん!!」ってなると
A)使える人から使い方を教わる
B)隠して生きる
という選択が生まれます。
あるいは、国に召し抱えられるかもしれません。
しかし、それだと自分で印を書いて「自分魔法使いっす!!」という詐欺師も出てきてしまうので、国としては「印=魔法使い」ということは一般には知らさない方がいいでしょう。
「印=魔法使い」ということは隠し、定期的に密偵にでも探させればいいのです。
民が力を持つのも困るでしょうから、積極的に悪評を流すかもしれません。
「印は不幸の前兆だから、見つけたら密告すべし」とでもしておけば
印のある人は村八分にされ、捕獲も難しくないかもしれません。
民には、魔法使いそのものを「災いの象徴」だと広めておいて
国の兵力としては徴用する…なんて"いかにも"じゃないでしょうか。
もちろん、対策は地域によって異なってもいいと思います。
Aの国では印のある者は保護され豊かな教育を受けられるかもしれないし
Bの国では不吉と呼ばれて始末されてしまうかもしれない
Cの国ではだーーれも知らなくて印があってもなくても関係ない
以上はファンタジー界隈では非常にありがちな設定ですが
自分の頭で考えて、分解・構成・再構築することが大事だと思います。
これをご覧の皆様
そのホクロ
魔法陣だったりしませんか…?
(全てのホクロが魔法陣とは言っていません。ホクロのうちのどれかが魔法陣かも?という意味ですよ。沢山あれば良いというものでもありません)
こういう設定を考えているときが一番楽しいんですよねぇ…
アプリの中にはほぼ出てこないですが。
魔法についての設定はアプリ開発時から誰かに話したかったので
書けて良かったです。
アプリ情報
アプリ名:アンデッド・シンデレラ
リリース:2018年4月19日
15本目のアプリ
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