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開発秘話02:構想2年。一進一退した唯一のシナリオ。

「眠れる森の吸血姫」の開発秘話。01公開から時間が経ってしまいました。

↓前回

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「眠れる森の吸血姫」は何度も書き直したシナリオです。

…証拠をお見せします。

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2018/06/01:着手
2018/08/03:タイトルが変わる
2020/03/13:完成稿

12回、書き直しをしています。

草案時点では古典的な「眠り姫」の「紬車」ではなく「時計の歯車」をモチーフに持ってきて、現在の時間軸でのお話にしようと思っていました。

大体こんな感じです。

しがない苦学生。日雇いのバイトで古い建物(個人資産)の掃除を見つける。
100年前からある時計塔。「お化けが出る」的な曰くがあるという。
他のバイト含め数人で入ったはずが、気が付くと一人に。「今は動いていない」と言われていた機械仕掛けの時計塔は、進む毎に仕掛けが息を吹き返し迷宮へと変化する。その時で、眠った状態の女の子と出会った─

的な。
時計塔内部はスチームパンクっぽい感じの。そういうアレ。
女の子は100年前の眠りから覚めた…まあ多分アンドロイドでしょうね。

しかし「知識を持ってないものは書けない」もので。こちらはお蔵入りに。

お蔵入り最大の理由は
「歯車はGear(ギア)であってWheel(ホイール)じゃない」という点。

【Wheel of Fortune(運命の輪)】にならないじゃん!!と気づいてしまったので折れてしまいました。

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クラシカルな「眠れる森の美女」へ

現代版で時計塔な「眠り姫」に後ろ髪をひかれつつ…
クラシカルなほうの「眠れる森の美女」へ舵を切りました。

以降、11回も書き直しをしています。
その理由は…形式が定まらなかったからです。

文章には「一人称」「三人称」というものがありますよね。
シナリオでは「会話形式」というものもあります。

この3つのどの形式にするか、全然決められなかったのです。

一旦は三人称で書いて、
やっぱり一人称に直して、
新仕様を使うなら会話形式か…?
行ったり来たりを繰り返しました。

その上、制作者が陥りがちな「これ、面白いのか?」の負のループにもはまってしまったのです。

アプリ情報

アプリ名:眠れる森の吸血姫
リリース:2020年11月24日
26本目のアプリ
iOSはここからダウンロード
Androidはここからダウンロード

↓続き

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