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一週間割と気持ちが楽だった話

今週火曜日から仕事が再開した。
休み明けだったからか、いつもよりテンション低い&休みボケの状態でぬるっとスタートしたんだけども、それがかえって良かったかもという話。

私はどうしても昔から、デフォルトで本来のテンションの1.5倍~2倍くらいで居てしまうことが多い。というかそうする癖がついてしまっている。本来は臆病者で、人から注目を浴びるのは得意でなく、自分が引っ張っていくよりも誰かをサポートするのが好き(安心する)。愛嬌もなく愛想笑いも全く好きじゃないし、とにかく一人でじっとしていたいタイプ。だけども小学生の頃から、なぜだか明るくはきはき話して人前に出るのも苦ではなく、常に笑顔で人懐っこく、リーダーシップを取ってがんがん前に進むみたいな、そういう風にしてしまいがちで、見られがちで、そういう立場をやらされがちだった(結果やることを選んでいたのも自分だけど)。

21~22歳頃まではそれが自分の姿だと思い込んでいたのだけど、実はそうでもないなと気づいたのがその頃だった。別に私そんなに人のこと好きじゃないし、そんなに一人でいるの居心地悪くない。自分でも気づいていなかった姿に正直になった時、物凄く楽になった記憶がある。そして今もそれは同じで、私はこういう自分が割と好きで、対外的にもそういう風になれている時が一番楽。背伸びしない、無理していない感じで、余裕が生まれるからかかえって視野も広くなったり、物事にフラットに向き合えるようになったりする(自分ができている気がしているだけかもしれないけど笑)。

ここ数年そういう自分になかなかなり切れなくて、こう見られがち、な方で居ることがほとんどだった。だからなのか、常に所在無い感じで、不安で、急いで・焦っていて、地に足ついてないみたいな感覚があったのだけど、正月休みを挟んで仕事から一回離れて、改めてその自分の感情の起伏の激しさに自分で辟易してしまっていたり、「自分が自分が」になることによる置いてきぼり感にすごく不安を覚えていたりしたことに気づいた。あとは直下ではないけど新卒の後輩さんが年初から同じ拠点のすぐ近くの席に異動してきたりで、この「自分のことしか考えられない状態」はすごくまずいなと感じたところから、この一週間は割とおとなしく周りを見ながら過ごしていた。

そうするとすごく楽で、人に迎合しなくてもよいし、愛想ふりまかなくても良いし、焦らず、落ち着いて、気持ちを一定にして仕事とか周りの人に向き合えた。あんまりイライラもせず、周りの人とも必要な時だけ会話する感じ。まあ作業自体には正月ボケで全然集中できなかったんだけども。笑

逆に言うと、少し気を抜くと、自分が好きな感覚から外れるというか、「ここからは言わなくてよかったな」とか、「こういう風に居ない方が良かったな」とか、そういう気持ちになることもあった。

まあ私、おとなしくしていようがしていまいが「強い」という印象を周りに与えてしまう様相のようで、割と初対面では怖い人だと思われがちなことがある。というかほとんどそう。なので新卒の頃は、愛想ふりまいていかないとという無意識の義務感があって、それを引きずってここまで来てしまった感もある。

逆にそのおかげで今がある(周りの人が良くしてくれる)のかなとも思うのだけど、やっぱりしんどい。人に愛想を振りまくのはものすごくしんどい。そうし続けたことで少しずつ、自分の中の何かが失われていくような気もしていたし、そういう自分が好きだったかと言われると、正直あんまりだった。

長期休暇の良いところは、良い意味で人との距離感が生まれるところで、そうすると今まで気になっていたことが割とどうでもよくなったり、逆に休み明け後に引き継げる大切なものが見つかったりする。

私は前にもこういう感覚を抱いたことがあって、その時はそういう自分になり切れない瞬間があった時に極度に動揺してしまって、そこからメンタルやられるみたいな自家製負のスパイラルに陥ったことがあるので今回はあんまり変に強迫観念にならないようにしたいのだけど。

とにかく、この一週間楽だったなという話。そしてこれからも、変に獲りつかれるようなこだわりにならない程度に続いてくれればなと思う。

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