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MY STORY LAST ‟好き“の呪縛

2018年 2月 東京 御徒町。
初めて講座を開催した。

ありがたいことに講座は満員御礼。

うまく説明できるだろうか
参加者様は満足してくれるだろうか

手からは汗が止まらないし、胃が口から出てくるんじゃないかというくらい緊張した。

何の実績も経験もないわたしの講座に来てくれたお客様には、本当に感謝している。
そして、ここで出会った女性の一人と のちに再会することになる。




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この講座を皮切りに、私は講座を開催することになった。
これが、私のビジネスのスタートだ。

発信を始め、ありがたいことに読者様やファンがつき、楽しくビジネスをしていた。

そんなある日、私に色気のベースを教えてくれた恩師が
「chuちゃんは集客力も高いしファンが多いから、これからを期待してるよ。ここのオフィスを会場に使って良いから、定期的にセミナーしない?」
と言われました。

恩師でもあり大好きな女性から期待されていることが嬉しかったし、会場も貸してくれることもありがたかったし「是非!!」と喜んで受けました。


恩師の会場で行い、サポートもいただくから当たり前と言えば当たり前なんだけど、

受付フォーム
セールスページ
講座内容

も全部ガイドがあった。



それが本当に本当にしんどくて。
そのやり方が私に合う合わないとかではなく、
「ガイドがある」
「自分の好きなようにできない」
という事実が本当に苦しかった。


人や環境に合わせてそこそこの自分を作ってきた過去から決別したと思った。
だが、まだ決別しきれていないかった。
まだ変わりきれていない私の心が現実に反映された。



そして私はこの話を断ることに決めた。
それが最悪にきつかった。

ある程度話も進んでいる
私のために受け入れ態勢も整えてくれたりしている
お客様の申し込みも入っている
それなのに断るなんて。



そしてなによりも
私に期待してくれてこの話をくれたのに、断るなんて。
お世話になった人、私が好きな人、素敵な人からの期待を無下にするという不快に身体が耐えられなかった。

体調を崩すぐらい悩んだ。


でも、もう私は私がやりたいことを私がやりたい方法でやりたい。
今までの気付きを無駄にしたくない。

これが最後の試験なんだ。
今が運命の分かれ道だ。
ここで断らなければ、ここで自分の意志を明確にしなければ、一生このままだ!

と、自分を鼓舞して
泣きながら「講座を開催したくない」とメッセージを送った。



返答は実に優しくシンプルなものだった。
拍子抜けした。


私は思い悩んでいたが、相手にとっては(もちろん迷惑はかけたが)大したことはないということがを実感した。
そういえば、仕事をやめた時も両親からうんぬん言われたが、それ以降は特に言われない。
やっぱり、大したことではないのだ。
そりゃそうだ。私の人生は母の人生でも父の人生でもないのだ。




大切な人や好きな人たちの行動や発言。
私に多大な影響を与えた。
でも、その人が私の人生を代わりに過ごしてくれるわけでもないし、責任を取ってくれるわけでもない。


だからこそ
私にとって一番影響を与える人間は、私でありたいと思った。

両親、彼、恩師…
私の人生を重くしていたのは「私が好きな人」だった。


そこに気付いてから

好きな人の期待に応えなくていい
好きな人の誘いに乗らなくたっていい
好きな人を知ろうとしなくたっていい
好きな人に興味を持たなくたっていい

と思うようになった。


つまり、

“好き”と‟自分の行動”には関連性がなくて良い

ということを自分に許したのだ。



ここでようやく私は軽やかな女になれた。


もう私は誰にも遠慮せず、自由にやっていこう!
と改めて決意した日だった。




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そして、1年後。
話はepisode1の冒頭に戻る。



2019年 5月 東京 丸の内
初めて開催した講座に来てくれた女性にとあるセミナー会場で再会した。


その方は地方からわざわざ仕事を休んで参加してくれたから、とてもよく覚えている。
品があって感じの良い女性ではあったが、目立つタイプの女性ではなかった。


ところが再会した時の彼女は、潤いと艶に満ちていて多くの女性がいる中でも華やかなオーラで目立っていた。
同一人物だと言われても信じられないほどの華麗な変化だった。

そんな女性から

「chuさんのおかげで人生が変わりました」

「私のように、chuさんを必要としている女性はまだたくさんいます!」

そう言っていただいた。
涙があふれるほどうれしかった。


そして、今でも覚えているのがこの言葉。

「私は地方に住んでいるからわかるのですが、地方の女性はみんなから浮かないように魅力や個性を消しているんです。だからchuさん!地方の女性にもchuさんの人生や講座を届けてあげてください!


この言葉を言われたとき身体がゾクッとした。
きっと、武者震いのようなものだと思う。
私も地方出身者だからこそ、その言葉が強く響いたのだ。


そうして2020年6月。
この1年間、数多くの講座や診断を行った。
現在は女性をトータルで魅力的にしていく継続講座も行っている。

経験を積み重ねた。学びも自己投資もしてきた。使命も見つかった。



ついにこの時が来た。

これからは、
周囲の好きな人にさえも振り回されず
自分自身を指針として自由に軽やかに生きて行く女性
を日本各地に増やして行く。

そのために今、私はオンライン教材を作っている。
「地方に住んでいるから講座には行けない」
そんな女性もサポートしていきたいから。


私は
場所を言い訳にせず、
知名度を言い訳にせず、
日本全国・世界各地に自分の講座を届けていく。



私の夢に、ついてきてください。

そして、同じ想いの方がいたら仲間になって共に進みましょう。

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2020.6.2   chu

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