レデイ薬局陸上競技部~愛媛新聞スポーツ賞~
レデイ薬局陸上競技部について
お伝えする「一瞬にカケル」。
今回は、藤原選手(くすりのレデイ鴨方店)が
第51回愛媛新聞スポーツ賞を受賞しましたので取材しました。
1月10日(水)に行われた授賞式の様子と合わせてお伝えします。
愛媛新聞スポーツ賞とは
1年ごとに全国高校総合体育大会や
国民体育大会をはじめ、各種大会で活躍した愛媛県関係者に
贈られる賞です。
藤原選手は、愛媛県に本社を置く
レデイ薬局陸上競技部の選手として出場し、
見事な成績を収めましたので、その記録をたたえ、
今回の受賞となりました✨
藤原選手インタビュー
受賞に関して
歴史ある賞を頂けて、率直にうれしいです!
僕は岡山に住んでいますし、受賞の連絡が来たときは、
愛媛県の人ではないのにこんな賞をもらっていいのか・・・?と
思いましたが、レデイ薬局のおひざ元である愛媛県で、
このような賞を頂けることは、
陸上部として活動させていただいているレデイ薬局への恩返しに、
少しはなるかな・・・と思い嬉しかったですね。
今回受賞の対象となったのは、「田島直人記念陸上競技大会」での、
走幅跳県新記録樹立と優勝です。
この大会は日本グランプリシリーズのひとつであり、
日本のトップレベルの選手しか出場することが出来ない、大きな大会です。
実際、走幅跳には昨年の世界選手権に選ばれた選手も出場していました。
ただこの大会、陸上競技界の中では有名ですが、
世間での知名度は低いと思います。
そういった試合の結果にきちんと目を向け、評価してくださった愛媛新聞さんにとても感謝しています。
走幅跳という競技
小学生の頃、身体測定の時に一度はやったことのある「立幅跳」と
勘違いされることがありますが、「走幅跳」は40m前後の助走をつけて、
砂場の2m手前にある、幅20cmの木製踏切版から踏み切って砂場に着地し、距離を競うという競技です。
1㎜でも踏切版からはみ出ればファールとなり、どんなに距離が出ていても記録にはなりません。
ちなみに僕の自己ベストが7m88㎝で、サッカーゴールの横幅が7.32mなので、その幅を楽々飛び越えられるような感じです。
走幅跳は高い走力と、そのスピードを高さに変える踏切のテクニックが必要となる競技。
ただ単純に足が速いだけでは超低空飛行な跳躍になり、距離は出ません。
高さだけを出そうとしても、走力がなければ距離は伸びません。
男子100m世界記録保持者のウサインボルトが走幅跳をしても、
踏切のテクニックがないので走幅跳では日本一にすらなれないと思います(もちろん、練習すれば話は別ですが💦)。
僕の強みは踏切のテクニックなのですが、
走力がまだまだ足りていないので、
今は走力を上げるため、体づくりから徹底的に取り組んでいます。
仕事と競技の両立
陸上競技部は、通常業務を行いながら練習を行っていますが、
日本選手権出場選手の勤務時間は、
就業規則に基づいて、8時間勤務のうち、
5時間店舗業務、3時間練習という内訳です。
僕は、朝6時から11時までの5時間を店舗で働いています。
仕事が終わって、昼ご飯を食べて休憩し、
14時から15時にはトレーニングを開始。
4時間前後のトレーニングをして、20時ごろに帰宅、
遅くても22時には就寝します。
僕は夜型人間なので、22時就寝というのは
1日が早く終わってしまう気がして悲しいですが、
ちょっとぐらいいかと睡眠を減らしたら、仕事の作業効率も下がり、
身体が回復せずトレーニングの質も落ちてしまいました。
そのため最低7時間は睡眠をとるようにしています。
また食事は、シーズン中は適正体重が保たれるようなカロリーで、
シーズンオフや強化期間は体重が微増するようなカロリーを、
PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物のバランス)を
計算して摂るようにしています。
胃腸があまり強い方ではないので、ミヤフローラやサンファイバーなどを愛用していますね。
このように、競技者として当たり前の話ですが、
食事と睡眠には特に気を使いながら仕事と競技を両立しています。
練習場所はトレーニングジムか、大学の陸上競技場です。
職場周辺にはは練習場所がないので、車で片道30分程かけて移動しています。
大会までのコンディションの整え方
これに関してはまだまだ試行錯誤中なのですが、
トレーニングに関しては頻度と量を落として整えていきます。
通常は4時間前後のトレーニングを週5回行っていますが、
重要な大会の2週間程前からは、トレーニング頻度を週2~3回に減らし、
時間も2時間前後に抑え、その内容も動きのチェックや確認程度にしています。
食事に関しては、3日前から普段より消化の良い食べ物に切り替え、
炭水化物を多めにとるように意識しています。
授賞式・懇親会に参加して
とても緊張しました(笑)。
この授賞式に参加する前は、受賞者とその関係者だけが集まった、
割と気楽な感じの授賞式だと思っていました。
ただ実際は、テレビ局も来ているし、松山市長や愛媛県知事など各界の重鎮の方々も出席されていて、非常に緊張感のある式典でビックリしました。
その後の祝賀パーティーでは、普段は話すことのできない、
知事や受賞者の方たちとお話をさせてもらいました。
最初は完全にアウェイな空間に恐縮していましたが、
徐々に慣れていき途中からは楽しめたと思います。
またこのような経験が出来るよう今後も頑張ります!
今後の目標
今年と来年の2年間で日本一になり、世界で戦うことです。
そのために日々のトレーニングを頑張ることは当然ですが、
日々の業務や陸上競技を通して、人として、
もっともっと成長していくことが必須です。
日常で起こる突然の出来事やアクシデントに落ち着いて行動出来るようにすることや、日々の小さな変化などを見逃さないようにすること、人や物を大切にすることなど、このような日々の生き方が競技力を上げていく上で重要だと考えています。
綺麗事かもしれませんが、
そんな人間の周りに運のいい出来事や良い人間関係などが出来ていき、
目標達成の近道になると思っています。
今後も日々身体能力と人間力を上げていきながら、目標に向かって突き進んでいきます!
走幅跳の詳しい話を聞けたのは初めてでしたので
勉強になりました!
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