「LADの作り方」7
就職後、新規一転、落ちこぼれ時代の大学から切り替えてスタートダッシュを図るつもりで意気込んでいましたが、配属先が全くの想定外。そもそも住宅メーカーに法人営業事業部がある事を知らずに入社しておりました。今思えば会社説明会では説明を聞いた覚えがある様な無い様な・・・。
ただ当時の私にはどうでも良いことでした。2年越しに入社してやっと設計を学べると思っていたのに
「設計を学ぶ事を取り上げられた」
そう思い、入社後1か月もせず転職サイトに登録し、就職活動を始めました。
その行動に反して、そして人生を変える上司に出会います。
配属後から設計へ配属されなかったことで不満を持ち、先輩達へ大きな大度を取り、営業職をバカにする様な振る舞いをしていたと思います。
今でもこの振る舞いは反省しております。
そんな私に当時課長だったS課長は気付いて、気にかけていてくれました。というか今覚えば新人、後輩に構わず誰にでも気遣いが出来る方でしたので私へも同様の対応をしていただけかもしれません。
しかし私はその対応で救われ、S課長との出会いで会社生活が良い方向へ向かっていきます。
今でも忘れられないのが二人で飲みに行って頂いた際のひとこと。
「監督志望で入社したが、営業に配属され今では天職だよ」
Sさんは
・上司、後輩誰からも尊敬され、好かれている
・圧倒的な人間力
・天性の営業力
監督と設計の違いがあれど建築学科卒で身近にこれだけ目標となる人が居る。そして
「少しでもこの人から学び近づきたい」
そう思い、よくある話ではありますがSさんの説得もあり3年続けてみようと決意します。Sさんのサポートもあり初年度で二級建築士を無事取得することが出来、改めてスタートラインに立つことが出来ました。
つづく
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