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play room第5期終了報告②

前編はこちらから

石巻遥菜さん

参加してよかったなと心から思います。

まず、今自分の体感やお芝居がどうなっているのかという現状をきちんと分解する道筋がわかるようになりました。
積み重ねることで出来るようになっていくので今完璧にできるというわけではないですが、自分で考えるための道具を与えていただいた感覚です。

そして、これが一番個人的に大きな収穫ですが 今の自分を"良し"と出来るようになりました。
成長していくために必要なものは「自分に対して過剰に褒めるわけでもなく過剰に貶めることもなく、現状をきちんと見つめること」だと思っているのですが、 どうしても過去の体験の積み重ねや自分の性分があって、自分が良いと言っていい瞬間を迎えた時にもそれを良いと言えない癖がずっとありました。

今回、たびたび講師のせりさんが「皆が優勝だよ」とお声かけくださったことや、参加してくれた皆が自分の良さを伝えてくれたり小さなことを褒めてくれることや、リピテーションや台本芝居の中でさえもその自分に向き合えたことで、そこに対して一つの壁を乗り越える一歩を踏み出せた体感があります。

playroomという長期的に一緒にやる場所で積み重ねられたことのおかげでもあり、発表会に向けてたくさんの自主練や話し合いをしてくれた参加メンバーへの信頼のおかげでもありました。
playroomという場所で学べたからこそ掴めた感覚なのだと思います。

開催してくださった運営&講師の皆さん、参加してくれたメンバーに心から感謝です。ありがとうございます。

須崎真緒さん

最初から最後まで自分の成長のために通えたのが何よりありがたかったです。

「私はこれを獲得したい」というものを自分のペースで目指せたので、いい意味で周りの人をライバル視せずに済み、健全な精神状態で他の受講生たちから純粋に刺激を貰いながら取り組めました。

私はplayroomは2年目でしたが、昨年途中で土日クラスがなくなり獲得しきれなかった「セリフでコミュニケーションを取れるようになる」というところを今年のゴールにおいていましたが、どうにか獲得できたように思います。

また今後もクラスがあれば次回はキャラクターとして舞台で生きた会話をする、というところを目標にしてみたいと思います。

こんな感じで1年でみんなが同じだけ獲得しなくてはいけないわけではない、ということを繰り返し伝えてくれて、みんなもその理解と認識のなか進められるのが、このクラスの魅力だと感じます。

松本真依さん

自分の目的を持って、しっかり数をこなしていけば、得られるものがたくさんある場所でした。
ワークが終わる毎にみんなで振り返りがあるので、自分自身では無自覚だったところを人から教えてもらったり、新しい視点や発見もあります。

感情の言語化や自分の状態をすぐに理解すること(緊張との付き合い方など)の苦手意識が強かったのですが、この4ヶ月のうちにそれがちょっとずつ出来るようになってきた実感が湧いて嬉しかったです。

最初は自分の苦手なことに向き合っている分、通うのが大変かもしれない...と少しめげそうになったこともあったのですが いつのまにか後半になると、毎週の楽しみになっていました!
それは何よりも、一緒にplay roomに参加していたみんなや運営で関わって下さった方々、講師のセリさんが暖かく接して下さったおかげで、安心して自分の成長に取り組めたからだと思います。

素敵な場に参加させて頂き、ありがとうございました!


村上美緒さん

<play room振り返り>
まず始めに、関わってくださったすべてのみなさん、ありがとうございました!
世莉さん、play room運営のみなさん、 3期、4期、5期のみんな、 見守ってくださったみなさん、今まで私に俳優として素敵だと言い続けてくれた全てのみなさん。ようやく「そうかもしれない」 と思えるようになりました。虚勢でも傲慢でもなく、魅力は十分あると、信じられるようになりました。

それは俳優として自分で欲しいと思ったものを掴もうと通い続けられたからだと思います。こういう場があったから、 3期も連続で通わせてもらえたから、今のわたしになれました。進みは決して早くなくて遠回りもいっぱいしました。でも手にする過程で、欲しかったもの以上に沢山のものを得ました。

<村上美緒・三部作の振り返り>
【第一部:3期】
一昨年は緊急事態宣言による延期や自身の出演舞台や体調不良で、シーン稽古初回しか行けなくなり発表会も出れず、観客として観に行った。とにかく悔しかった。 リベンジを決める。

3期での気付き:
・感じないようにしてる感情いっぱいある
・息止めてる、身体固める
・笑顔仮面、お祭り状態 ※
・何かよくわからないけど、エネルギーいっぱいある。溢れてる。
・私のこと「俳優としてつまらない」と言った人たちを絶対見返す!
(※ 用語は世莉さんHP参照ください)

【第二部:4期】
昨年は発表会まで通えた。シーンやる上で、シンプルにやれてる時とやれてない時の違いがもう少しで掴めそう。悔しい!そして、発表会前に急に不安に押し潰されて全然楽しめなかった… 超悔しい!!!!!!!再度リベンジ決める。

4期での気付き:
・初めてのひと緊張する
・「こうあるべき」と思ってる自分がいる
・毎回新鮮に悲しくなる私は面白い
・怒ってる私面白い
・私、たぶん俳優として面白い
・「何か」のせいで急に出来なくなるのなぜ

【第三部:5期】
今期!今年も最後まで通えた。
6月のキャラクターモノローグで、「シンプルに演じる」ため準備の仕方がズレているかもしれないと気付いた。今までとやり方をガラリと変えたことで見える景色が変わった。初めて「シンプルにやりとりする」が体感としてわかった。

毎回挑戦できて色んな人とやり取りすることがとても楽しかったが、発表会直前で「不安に負けそうになる日」がやってきた。
ここが今期の最大の課題だった【緊張と不安と仲良くなる】。

でもそれは「緊張」でも「不安」でもなくて「一個ダメだったら全部ダメ何もできてない」と自分で自己評価さげている認知の歪みだった。
そうなる自分を責めるのではなくその状態を認めて(諦めて)取り組んだ。
発表会当日は不安や緊張はありつつも、初めて楽しかった。

5期での気づき:
・準備の仕方
・認知の歪み
・習慣を味方につける
・他力
・目標
・私は俳優として素敵

本当にここまできた私、大優勝🏆
俳優としてのレッスンだけでなく、みんなに沢山質問させてもらって沢山助けてもらった。 本当に、ありがとう。頼るのは怖い。できないことを晒すのも怖い。それでも聞いてもいいんだと信じられる場だったから「他力」を頼れた。不安や怖さとはずっと付き合っていくだろうと思うけれど、私はこの3年を忘れないと思う。

この場があって救われた、第三部までの道はここで一度終わり。

でも、まだまだできるようになりたいことがあるので研鑽は続く! あー!楽しい!楽しみ!できるようになるのは楽しい。ワクワクする。

村上美緒、武器を増やしていくぞ。お仕事もお待ちしてます!
改めて、この場を提供してくださった全ての皆様へ最大の感謝を! ありがとうございました!!

◎おまけ・私の脳内◎※長いので読まなくてもいい

<もう少しでできそうなこと>
・緊張と不安と仲良くする
いることは気付けるようになった。認める。小さく見積もらない。緊張はそんなもんだよねって比較的優しくしてあげられるけど、不安に対して厳し過ぎる。良いとか悪いとかじゃない。仮説)そもそも感情という点では怒りや悲しみと一緒かも。そうであれば俳優として使えるはず。

<もう少し時間かかりそうなこと>
・不安になるじぶんを愛すること
・一個できないことを見つけると自分の全てがダメなんだと思い込む、認知の歪み
・上手くやりたがる自分を手放すこと

<新しくできるようになりたいこと>
・自分で遊びを加えること
・怒りの出力(直接的じゃない抑圧的な表現)

<時間かけること>
・台詞を覚える
特に抑揚つけずに意味じゃなくシンプルに入れるの慣れてない。時間かける。覚えるタイミングを習慣にする。得意な方法でやる。
・優先順位をつける
風呂敷広げるの好き。全部必要な気がしちゃうけど、決断していく。これもたぶん数。習慣にする。

<今期やれるようになったエネルギー>
・ブチギレ続けるほどの怒り(怒りの細分化)
・セクシーな気持ち
・優越感
・劣等感

怒りはもう少し細分化できそう。まだ荒い。 出力方法に慣れてない。火炎放射器みたいになるか、噴き出すか、叩きつけるか、突き刺すかくらいしか手がない。
攻撃じゃない怒りの渡し方あると思うからバリエーションほしい。
抑えた表現の模索したい。 あと大きすぎると喉で止めがち。苦しいからやめよう。

<今回大きく変えたこと>
今までの私と芝居のやる順番を、 完全に変えみた。今までは、
戯曲読解→解釈→言い方、ミザンス組み立て→台詞覚える→やる→手放す→上手くいかない所見直し→やる→手放す(本番)

今回は
・リピテーション
・戯曲読解、解釈
・キャラクタービルディング
・台詞覚える
・空間
を別々の事としてやってきた上で、 「シーンやる時はただ単に今の身体でやる」

① やり取りできるな(リピみたいにできる)
② キャラクターでやり取りできるな
って感じであれば
ミザンス・段取り・遊び を加えてみる。
欲張り過ぎてわかんなくなったら、やり取りに戻る。戻り過ぎてキャラクターいなくなったらキャラクター見直す。

やる時は、自分、相手、空間の順に観察をして広げる。シンプルにやり取りする。この方法が全て良いかはわからないけど掴めたものがあった!

<準備>
・気になることは徹底的に調べる
・体感したいことは体感しに行く
・キャラクターシートやモノローグはシーンを演じる上で役に立つように使う
・満足するまでやる
・キャラクターの癖をつける
・遊びながらやる
・わからないことは人に聞く
・自分にとって必要なことをやる
・やらないことも準備!よく寝る!

こんなに始めから飛ばしてやるとウザがられるとか、周りに合わせて、とか、 そういうの考えずに我儘にやりたいだけ準備ができた。
そしてそれを感謝してくれるみんなで、足りないところ聞いても一緒に考えてくれて、加えてずっと私が傷ついてる話をしたら「その準備ができる所は俳優として素敵」と言い切ってくれて、怒ってくれて、聴いてくれて、本当に、救われた。

いっぱいありがとう。準備することが楽しくなった。そういえば、私こういうの好きだった。

以上!

まだまだ出てくる気もするけど、 ここまで!またどこかでお会いしましょう!

最後まで読んでくださった、優しい皆さん、ありがとうございます。(3000字超えたよ) 俳優が自主的に・継続的にレッスンできる場=play room、来期も行われるようにぜひ応援よろしくお願いいたします! ありがとうございました!感謝!

渡邉心さん

今回のplayroomで得られたことは、ほんとにたくさんありますが、大きいものを2つあげると、

・今の自分の状態を正しく認知する
・勇気

です。 自分の状態を正しく認知することは、演技(リピとかも)の中でも活きるけど、それ以上にPDCAサイクルがまわしやすいなと思いました。上手くやりたい、とか、冷静でいたい、などの理想の自分を捨てて、正しく今の自分を見つめることで、自分で成長するベクトルを正しく捉えられるようになりました。

具体的には「緊張しないで冷静でいられる」という理想の自分を捨てるのが苦手でしたが、認められるようになって良かったです。

いつも自分がやってしまう型から抜けるためにはすごい勇気が必要だなと思いました。
的外れなことをして、失敗することを恥じらってしまうためです。
でも、中途半端にやる方が恥ずかしいことだし、もったいないなと心の底から思えたし、「とりあえず、やってみる」みたいなテンションを掴めたのは良かったです。

このplayroomという空間が安全な空間だと分かっているから、チャレンジしやすかったのもあるなと思います。
他にも掴みかけた事もあるし、上の2つも、もっと自分のものにできると思います。
この期間で、もっともっと演劇やりたい!、上手くなりたい!と思えました。 そして、なにより楽しい時間でした! ありがとうございました。

渡邉 理衣さん

マイズナーテクニックに初挑戦でした。
大きな感情を出して、泣いたり叫んだりしないといけないようなイメージでしたが、全くそんなことはありませんでした。

マイズナーはいろいろなやり方があるようですが、playroomは、初心者でもわかりやすく、また、わかるまで何度でも丁寧に繰り返し教えてくれる場でした。

4月のスタート時に、playroomに参加して手に入れたい目標をそれぞれ決めたので、その目標に向けて毎回の課題が決めやすく、充実した時間になりました。

講師の世莉さん、主宰の野村さん、参加者全員が1人1人の成長を応援してくれる、とても安全で居心地の良い場でもありました。

他の人と比べるのではなく、前回の自分より成長することを目指すので、自己肯定感も上がりましたし、仲間の変化も共に喜べました。

こんなに良い環境で、長期にわたり、安価で学べたことに感謝です。
クラウドファンディングを通じて応援して下さった皆様を始め、関わって下さった全ての方々へ(もちろん、5期メンバーのみんなも!)感謝の気持ちを伝えたいです。 ありがとうございました!!

この経験を活かして、これからも成長していきたいです。
そして、playroomの皆さんと、これからも繋がっていけたら嬉しいです♪

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!
野村亮太


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