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福岡再発見(2022.5.29-31)⑥

長かった福岡編もこれで最後。

翌日はフライトまでの時間、地下鉄の1日券を購入し、福岡市内のまだ知らないところを気ままに回る時間にした。
これが大当たりで、前よりもずっとずっと福岡の印象が良くなった。

まず福岡市営地下鉄が良い。水色、オレンジ、緑の3路線あるのだけど、全部の駅にシンボルマークが定められていて(例えば天神駅なら天神様の梅の花、箱崎宮前は鳥居など)、カラフルで可愛らしいのだ。

R4年度福岡市地下鉄パンフレットより

特に気に入った2ヶ所が、大濠公園と、姪浜。
姪浜って椎名林檎の何かの歌詞に出ていた気がして記憶していたと思い込んでいたのだが、今調べてみたらそんな歌詞はなかった。でも良い場所だったので行ってよかった。

大濠公園は広くて、歴史や風情があって、アクセスが良くて、混みすぎず、さびれすぎず、そこにいる人たちが皆「何もせずに、ぼーっとしている」公園だったのがよかった。
地元航空公園がとてもいい公園なので公園にはちょっとうるさいわたしだが、大濠公園は確実にいい公園だった。
ここにも他人が一切眼中にないアオサギがジーッとしていて、人間たちも同様にアオサギのことを一切気にしていないのがよかった。
知らない人もいるかもしれないけどアオサギって結構大きくて、気にしないのもなかなか至難の業なのである。心地の良い不干渉というのを大濠公園で学んだ。

虚無の目をしている

姪浜も、地下鉄の駅からこんないい感じの海辺の公園に出られるなんて!という立地だった。
小戸公園というその公園の入り口まで2キロ。まあよく歩くこと。途中のスーパーで買った三ツ矢サイダーを飲み、いい天気を存分に享受してから元来た道を戻る。

平日に公園にいる大人ってなんなんだろう?と思いながら自分もそのうちのひとり

駅前のマックスバリュでアイスを買って、帰りの電車を待つホームでけっこう急いでたいらげた。高校生みたいなことをしている…否、コロナ禍では高校生でもホームでアイスは食べまい。
姪浜と大濠公園が同じ地下鉄の路線上にある福岡市、強すぎる…。と完敗したような気持ちになりながら街の中心部に戻る。その後行った、大濠公園推しのNさんにお薦めしてもらった鰤茶漬けのランチもとてもおいしかった。平日限定、600円である。安すぎ~!

おわり。

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