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毒親が連鎖する理由①

前回のこちらの続きになりますが、
長女に「子育て失敗なんだよ!」と言われたのですが、
じゃあ、どこが失敗なのかな?と振り返ってみました。

変な親に育てられているのでまっとうな子育てが分からない
子供を産む前に「親のような子育てはしない」と硬く決意していました。
ただ、「親のような子育てをしない」としても、では
どのような子育てをするのか?は分かりませんでした。

子供を産んだ日から子育ては始まり、毎日毎分毎秒さまざまな判断をして
行動をしていかなくてはなりません。そんな時、とっさに出てしまうのは
自分が唯一体験している親からされた接し方であり、育て方です。毒親から育てられた人が最初の育児ではどうしても自分がされたのと同じようなことを子供にしてしまうのは、今思えば仕方のないことだと思います。

もし、例えば義理のお母さんとかまともな子育てを知っている人が子育ての最中に側にいてくれて、何か問題のある時に「そういう時はこうしたら良いよ」と言ってくれたなら或いは育児の初期から誤った子育ての方法を治していくことが出来るのかもしれません。

私の場合は、最初の出産は海外でした。
母に産後の手伝いに来てもらえないかと頼んだのですが、
「自分の子供なのだから自分で育てたらいいでしょ」と言われ、
最初は手伝いに来てくれない予定でした。

それを聞いた普段あまり付き合いのない叔母(母の妹)が
「育児は大変だよ。特に最初の育児で海外なんだから絶対手伝いに来てもらった方が良い。叔母さんから頼んであげる」と言ってくれて、
母を説得してくれたのですが、母は
「飛行機とれなかったから予定日の1週間後に行くね~。
最初の出産は遅れるから大丈夫だよ~」と。

結局、長女は予定日通りに生まれ、入院期間の2日を終えて
家に帰っても手伝ってくれる人がおらず、困ってしまい急遽
母乳クラスでお世話になっていたナースの先生に家に来ていただいて、
母乳のあげかたを習ったり、赤ちゃんのお世話を手伝っていただきました。

しばらくして母がやってきたのですが、
母が滞在している1週間の間に出来るだけ外出して来い、というので
赤ちゃんの物を買いに行ったり、カットに行ったり???
赤ちゃんをお披露目するために家に人を呼んだり?

↑(この行動さえ、3回の出産を経た今となってはおかしい行動だったと思います。産後よく休まないと体調に影響しますし、現にこの後二人目不妊で
悩むことになるのですが、かかった漢方の先生から
「一人目の産後よく休まなかったことが良くなかった」と言われてしまいました。)


「赤ちゃんの世話についてできるだけ教えておいてください」
とお願いする夫のことは「○○さん(夫の名前)って赤ちゃんの
世話について教えてほしいなんて可笑しいわね。(笑)」と言って、
何をしに来たのか分からない状態で帰って行きました。

結局、この後発達障害だったと思われる長女は全然寝ず、何をやっても泣き止まず、再び母乳クラスの先生にお電話して、寝ない泣き止まない赤ちゃんの対処法について教えていただくとともに、精神的にも参ってしまっていたので、その先生が主催される育児クラスにも誘っていただき、
一から赤ちゃんの育児について教えていただきました。

その後も実家に長女を連れて行った際には、長女がいたずらをして物を
壊してしまったのですが、そんな長女を父が叩こうとしたので止めたら、
「何で叩かないの?子供なんて動物の調教と同じ、叩かないと分からないわよ」と母から言われ、

親からされた子育ての方法をしていたら確実におかしなことになる、
かと言ってどうやって子供を育てたら良いか分からない、
という状況に自分がいるのは分かっていたため、たくさんの育児書を読んで、子育て講座に通い、子育ての相談をするためにカウンセラーを
つけたりしながら育児をしてきました。

ただ、学んだこと新しく知ったことをとっさの時に
行動に移せるまでに理解し、肚落ちさせることは
難しく、また時間のかかることです。

子育ては一時的で対外的なイベントではなく、24時間続く
生活です。とっさに身の内から出る言葉や行動の積み重ねです。

長女は「私と弟たちへの小さい頃の接し方が違うだろ!」と
言ってきたりするのですが、それは子育てが始まって
私が段々子育てのやり方を変えてきたという証拠でもあるし、
そもそも長女と下の子達とは10年近く年の差があります。

私は3歳違いの妹がいるのですが、若い頃は自分に厳しかった
両親が妹には随分緩い接し方をしているのが不満だったりもしました。
それが10年近くも離れていたら当然でしょう・・・。

最初の子供というのは毒親でも或いはそんなに酷い親でなくても、
親の未熟さの影響をもろに受けてしまうものだよな、とは思います。




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