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仕事が先か、技術が先か


必要なもの(仕事)があるから技術があるのか、技術が先に生まれ仕事がついてくるのか。

建築技術の世界では技術がないお店には仕事がないのが当たり前といった感がある。

実際に何千万円の仕事を依頼するのだから、当たり前な理由も分かる。


対して薬の開発では実験中にたまたま発見された成分がおおきなビジネスチャンスとなりえるケースがあるらしい。

つまり技術が先に生まれたケース。


デザイン事務所では仕事が先に持ちかけられ、要望を満たしつつそれ以上のものを提供するために全力を注いでいる。

こちらの場合は仕事(要望)が先に生まれたケースと言えると思う。


問題になるのは、技術が生まれたケースではすぐに仕事にならず、仕事が先に生まれても技術がない場合だ。


技術を身につけた会社があったとしても、それをどう仕事に繋げるかという経営能力がなければ宝物も日の目を浴びないだろうし、

技術のない会社に仕事が来たとしても、要望を満たすことが難しい。


この2つの部分をクリアできないケースがとても多い。


今の自分の状態は技術がない事だと指摘をいただくのだが、どのレベルの技術で仕事を受けられると言えるのかも明確でない場合もある。

クライアントからするとさらにその辺は分かりにくい部分であり、広告の出し方や営業能力が高いあまりに詐欺のような商品を手にすることも多い。


この問題の解決策として、

技術不足の会社が仕事をする場合は、技術を補える会社とのマッチングがあれば解決され、

技術が先に生まれた場合では、世の中に認知してもらえる方法を持っている会社とマッチングが解決策となりえる。


現代ではITの力を活用したマッチングサービスは多く生まれているが、建築業界はあまりうまく使えていない会社が多い印象だ。


技術と人手をマッチングするサービスを建築業界にも広めていかなければならない。

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