漢方薬のススメ③〜花粉症に効く漢方薬は？

３月に入りましたが、バタバタしていて、今年はひな祭りの飾り付けを忘れました！！

しかし、今年は、花粉の飛散がすごいですね・・・・・
連日、鼻炎薬の処方が凄いです

昨年は、市販薬でのオススメを記事にしましたが
今年は、花粉症に効く漢方薬についてまとめてみました

鼻炎の諸症状についての漢方の考え方は、水分代謝がうまくいっておらず、
消化吸収も悪く、体内に水分が滞り、
そのため鼻水として体外に排出されると考えます
私の場合は、カラダが冷えているようで、薬用養命酒を飲み始めたら、
なぜか、花粉症が改善されました。
湯船にしっかり１０分～１５分程度、浸かるようになったのもよかったのかもしれません。ジョギングもそろそろ再開せねばです

小青竜湯
半夏、乾姜、甘草、桂皮、五味子、細辛、芍薬、麻黄の8つの生薬から成る
体力が中程度の方で、カラダが冷えている方　（冷たい風に当たるとくしゃみをする、肌が冷えるとくしゃみが出る）水っぽい鼻水が出る方
舌に歯の痕が残る方に
アレルギー性鼻炎の治療ガイドラインでも推奨されているお薬です
薬理学的にも、アレルギーを抑える作用が確認されており、
漢方薬の作用機序はわからないものが多い中で、明らかにされつつあります。
ただし、麻黄が含まれているため、心血管系の疾患がある方、甲状腺機能が亢進されている方、前立腺肥大の方、妊婦さんなどは、服用はお控えいただいたほうがよいでしょう
他に漢方薬を服用されている方も、麻黄が重複する可能性がありますので、注意が必要です

高齢者でも、前立腺肥大がある方でもOKなのが、苓甘姜味辛夏仁湯です。小青竜湯に似ている処方ですが、麻黄を含みません

鼻詰まりの訴えが強い方には、葛根湯加川芎辛夷です。体力は中程度で、やや熱を持っている方におススメです。

冷えが強くて鼻粘膜が蒼白の方には、麻黄附子細辛湯　
特に若い女性に合う方が多いようです

漢方薬は、眠くならないので、その点でも安心です
抗アレルギー薬では収まらない方、漢方薬も考慮してみてはいかがでしょうか？