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近くて遠かった甲子園。

私の母校は高校野球では古豪と呼ばれる高校。
歴史もあり、母方祖父、母、母方伯父、その伯父の娘である従姉、そして私と、親族内でも卒業生がたくさん。

私が中学2年の時、春の甲子園に母校が出場した。
地元は久しぶりのことに沸き、私は初めてのことにドキドキしながら、いつもなら見ない中継を見た。
何なら祖父は、現地に応援に行っていたような記憶もある(定かではないけれど)

結果は準優勝。

もう私は、野球マンガを見ても泣けないかもしれない、と思うほどに感動してしまった。

翌年、中学3年になると、志望校への見学会があった。
当初から志望校だったので、迷いなく参加。

その時、甲子園で活躍した野球部の先輩を見かけた。
みんなアイドルを見つけたレベルで騒いでいた。
私ももれなくソワソワしていた。

先輩は私が入学する時には、入れ替わりで卒業してしまう学年。
あの人と同じ学年なら、せめて甲子園出場の年に在校生であったのなら、甲子園に行けたのだろうか、準優勝の喜びをもっと間近で感じられたのだろうか、なんて思ってしまった。

私の学年は松坂世代。
あの時の横浜高校に勝てるイメージは、今も昔も持つことはできない。
それくらいに圧倒的に強かったし、ご存じの通り松坂選手はメジャーで活躍したレベルの人である。
それ以外でもハイレベルな選手がゴロゴロしている世代だった。

当時の野球部も頑張っていた。
修学旅行か、予選か、という究極の選択になりそうなこともあったような覚えがある。
予選で良いところまで行ってはいたのだけれど、結局私が在学するうちは、甲子園には行けなかった。

行けそうで行けなかった甲子園。
野球部でも、吹奏楽部でも、チア部でもないけれど、それでもアルプススタンドで応援する想像をしてしまう程には近かった。

追記。
ちょっと気になって現在の母校を調べていたら、何やら記憶にある名前の人が野球部の監督をしている…?
これはもしや、中学高校同級生だったあの人…?
いや、仲が良かったとか、そんなのでは全然ないのだけど。
きっと向こうは私のことなど覚えてないだろうし。
実家に卒業アルバム置いてきてしまっているので、どうにも確認ができないのがもどかしい。
もしそうなら、頑張ってください!とこんなところから応援してます。

#高校野球の思い出

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