初めてカウンセリングに行った。
何度か話に出てきているが、心身の不調でメンタルクリニックに通っている。メンタルクリニックでは薬での治療がメインなので、心身の不調をきたした原因にアプローチするべくカウンセリングも行うこととした。
カウンセリングは大学の心理学科に付属している相談所に行った。費用は一回50分3000円。カウンセリングは自費診療なので診療料はピンキリとなっている。大学に付属している相談所は、大学院生が担当しその教育機関を兼ねているため、比較的手を出しやすい価格帯であることが多いようだ。
相談所は元々通っていたメンタルクリニックで紹介してもらって紹介状も書いてもらった。まずは電話で相談申し込みをする。それから初回相談日時を決定する。
電話での相談申し込みでは、大学院生が担当できる案件であるかを会議にかけるための情報を提供する。悩みの概要。どうなっていきたいか。家族構成。などなど。メンタルクリニックなどで初回に聞かれることの簡略版のようなイメージをしてもらうといいかもしれない。
カウンセリングは大学院生が指導のもと担当するが、大学院生が担当できる案件であるかの会議や初回相談は有資格者が担当するとのことだった。
電話申し込みをしたのが年末であったため、会議が行われる1月中旬までカウンセリングを受けられるかどうかすらわからない状態で待つこととなった。
1月中旬、話を聞きたいから来てくださいとの連絡を受け、その1週間後に初回相談のため相談所を訪れた。
相談所では、電話での聞き取りや病院からの紹介状をもとに、さらに詳しく話を聞かれた。その時どんな気持ちだったかや、どんなふうに感じていたかなど細かい部分まで聞き取りを50分丁寧にしてくれた。
話の最後に希望する曜日や来所頻度なども聞かれた。今すでに通っている方との兼ね合いもあるので必ずしも希望通りには行かない旨が伝えられた。
このあとさらに教授会にかけて大学院生が担当できるかをはかるそうで、教授会が終わったら可否の連絡が来るとのことだった。
約1週間待って今日が教授会だななんて思っていた矢先だった。電話が入った。
大学院生には担当しかねるとの返答だった。
カウンセリングはまた一からはじめることになった。
つづく
文責 綿来すずめ
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