飲んでいる薬について

先日は最近の暮らしについて書いたので、今日は飲んでいる薬の話をしようと思う。

抗精神病薬は二種類飲んでいて、一種類は本当にニュートラルに安定させるもの、もう一種類は眠れない時不安な時を抑えるもの。
ここでは前者を抗精神病薬A、後者を抗精神病薬Bとして話を進める。
他に飲んでいる気分安定薬の方は鬱傾向を抑えるもの。

抗精神病薬Aは飲んでも特に気分には変わりはないが、変わりがないということが大切なので、きっとよく効いているのだと思う。

楽しい気持ちも抑え目になってしまうのかもしれないが、今楽しくなりすぎるとまた入院することになりかねないので、安心して毎日を送れるだけ十分な働きをしてくれていると思う。

ただ、副作用として、体がムズムズしてしまうというのがあり、ムズムズというより私はソワソワウズウズと感じているが、とにかく落ち着かない瞬間が増えてしまう。

例えばじっとして座りながら本を読むとか、じっとして映画を見るとか、動かないでいるということが考えられないほど苦痛になってしまう。

家にいてもじっとしていられないので、こうしてキーボードを叩いたり、編み物をしたり、パズルをしたりしている。何かしらの動きを伴わないとその作業に集中できないのだ。それでも集中できない時はひたすらうろうろ歩き回ってしまう。
落ち着きがない様子に見える感じというと分かりやすいかもしれない。

病院の待ち時間なども苦労することとなるが、幸い量を調整して頓服で抑えているので、例えば座りながら編み物をするなど多少の動きを伴ればじっと待てるようになった。

そして、それが限界だということがきっとみんなに大変さを伝えてくれるはずと信じる。

抗精神病薬Bは飲むと不安や寂しさなどの不安定な状態をニュートラルに戻してくれる。
あまり強いと戻らないが、大抵副作用である催眠作用で眠くなるので問題ない。悲しくても辛くても寝てしまえば忘れてしまうものだ。

抗精神病薬Aのソワソワが治らない時などにも使用しているが、睡気が出やすいので、頓服用のものは飲んだとしても一日一錠としている。

副作用は先ほど述べたように眠気があるが、逆にそれを逆手に取って睡眠薬のようにも使用している。また、依存性が強いらしく離脱には困難を伴うそうだ。こわい

気分安定薬の方は鬱に効くので、悲しくなったり寂しくなっても「それがどうした!」と跳ね除けて、感傷に浸らずに済んでいるので、効いている実感がある。

今までは誰からも連絡が来ない数分があるだけで寂しくて死んでしまいそうだったので、効いてくれて助かっている。

が、副作用の発疹が出てきてしまったように見受けられるので、薬の再調整が必要になると思う。発疹が出てきてそのまま放っておくと重篤な事態になるそうだ。
とりあえず飲むのはやめたので、寂しさと戦うのみ。

もし量の調整で間に合わず薬の種類も変えるとなった場合、服用中に妊娠すると奇形が発生してしまうリスクがある薬に変えることになりそうなので、今から少し憂鬱である。

予定はないが、飲まなくなったら本当に影響もなくなるのか不安でそうではない薬にしたので、誰も保証してくれない世界に飛び込まなければならないのがひどく恐ろしい。

あれから先生に相談して結局違う気分安定薬Bに変えることとなった。催奇形性のある薬で服用中の妊娠には注意が必要だが飲むのをやめれば問題ないとのことだった。

まだ有効な量まで増えていないので何ともいえないが、ひたすら喉が渇くのとお小水が多いのが印象的な薬である。長期的な服用には腎機能と甲状腺機能に気をつけるべき薬だそうで、有効な量まで増えているかの確認も含めて採血検査が必要となる。

当方、何せ血管が細く弾力にも欠けるため看護師さん泣かせの腕であり、毎度採血には緊張するが、今回のことでまた採血のタイミングが増えることとなった。

一番強い気分安定薬で躁にも鬱にも効くそうだが、今のところ気分が鈍化したような感覚しかない。薬の働き方としてはそういった鈍化は防ぐような働き方のはずなので気のせいかもしれない。

催奇形性のあるものと聞かされて飲む薬はやはり恐ろしくてその気持ちが勝ってしまう。大袈裟に言ったら毒を飲んでいるような気分だ。それでも鬱の方を抑えるのには気分安定薬は必要不可欠だそうなので、とりあえずしばらく飲んでみることとする。

以上、薬なんて飲まない方がいいに決まってるよ、という当たり前のお話しでした。

先生に相談して方針が決まったらまた更新します。

※更新しました(2022.12.15)

文責  綿来すずめ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?