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『新規事業の実践論』(麻生要一)を読んで

いつか読まねばと思っていた一冊。いつの日にか「新規事業」というワードに対して不思議な魅力を抱いてました。

でも言葉を使いすぎ・聞きすぎて「シンキジギョー」になってきた。形骸化。そもそも何のために、何をするんだっけ?新規事業のなかでも本書は社内から生み出すことにフォーカスしています。いいタイミングで読めました。

ここでは印象に残った箇所のクリップとメモを残します。

新規事業開発とは「自分の頭で考えたことに、自分で顧客を見つけて、自分で商売にする」業務。この業務で身につくスキルだけは、時代がどんなに変化しようと、AIが人に取って代わろうと、必ず生き続けます。もっとも普遍的なポータブルスキルなのです。

そもそも己にとって新規事業とはどういう位置付けなのか。自分で顧客を見つけて、自分で商売する業務。しっくりきました。

データに基づいた数字ではありませんが、どんな人でも「100人」に会って約束をすれば、その約束の量が「あれだけたくさんの人に約束してしまった」という自己暗示に変わるというのが、これまでの経験から得た感覚値です。新しい一歩を踏み出すときには、積み上がった約束の量が背中を押してくれます。

とにかく人に伝えて、約束しろ。感覚値とおっしゃりますが、納得です。夢は語った方がいい、約束は自己暗示に変わる。

すべての役割は、一概に「外か中か」を決めることはできません。ここで創業リーダーが「外部に委託し得ない」と設定したものこそが、その事業の競争優位性の源となっていきます。

ドラッカー的にはアウトソーシングが是とされているのかしら、つい外に頼ってしまいがち。委託し得ないもの=競争優位の源である。ふむふむ。

新規事業が「できあがる」、(中略)には、いくつもの段階が存在し、その段階ごとの適切なプロセスが存在します。それを知らずに、生まれてもいない赤ん坊のような段階の新規事業案に対して、あたかも既存事業と匹敵する事業に対するかのような判断基準を適用してしまうこと、そして提案する側もそれに応えようとしてしまっていることこそが問題の本質です。

段階的に何をすべか、そしてどう評価すべきか、経験を元にした著者の考えが惜しみなく披露されています。根元にあるWILLの定義・質問。そして新規事業の6ステージ。

きっと何度も読み返す本です。

というわけで以上です!


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