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『LivingAnywhere WORK』クローズドコミュニティにて、第1回モーニングサロンを開催しました!

7月21日(火)にスタートしたLivingAnywhere WORK( https://livinganywherecommons.com/workinganywhere/ )。おかげさまで80の企業様・自治体様にご賛同いただいています(8月13日現在)。LivingAnywhere WORKでは、#WorkingAnywhere 実現のため、賛同団体様と共に、今後様々な取り組みを行っていきます。今回は、8月3日(月)に開催された第1回モーニングサロンの内容をご紹介させていただきます。

※モーニングサロンとは、LivingAnywhere WORKに賛同するコミュニティメンバーを対象とした情報交換の場であり、月2回、朝8:30-9:45で開催しています。様々なゲストをお呼びし、これからの働き方・在り方など、参加者全員で考え理解を深めています。

記念すべき第1回目は、ゲストにユニリーバ・ジャパンの島田様、パソナJOB HUBの加藤様を迎え、モデレーターLivingAnywhere Commons事業責任者の小池とコロナ渦における各社の取り組みやwithコロナ時代の働き方について意見交換を行いました。

ゲストはもちろん、参加者の皆さまからの意見も飛び交い、大好評となった今回のモーニングサロン。

イベントの一部を抜粋し、皆さまにお届けしたいと思います。

出社が許可制になった

---今回のコロナを受け、各社の出社状況などを教えてください。---

LAC 小池:LIFULLのオフィス利用率は10-15%程度。今回のコロナを受け、週2回は在宅、週4以上の在宅ワークは上長の許可制となっています。許可制とはしているものの、大半の社員が週4以上テレワークを実施しており、こんなにオフィスに来たくないのかと(苦笑)。その他、基礎疾患を持つご家族がいる場合は基本在宅勤務としています。また、最近はLAC(LivingAnywhere Commons)も勤務先として全社員認められるようになりました。

パソナJOBHUB 加藤さん:パソナ全体としては、4月、5月を在宅、6月から出社を再開している状況です。現在は従業員の約半数程度が出社をしています。JOBHUBの場合は、元々リモートでの業務が多かったため、働き方にあまり支障は出ていません。パソナとしては、特にガイドライン等はないですね。

●JOB HUB リモートワーク記事
http://mag.jobhub.jp/category/remote_work/ 

●ワーケーションプログラム企画・運営『JOB HUB WORKATION』
http://mag.jobhub.jp/workation/

●地域企業と複業人材のマッチング『JOB HUB LOCAL』
https://travel.jobhub.jp/


ユニリーバ・ジャパン 島田さん:ユニリーバの出社率は2%程度です。元々WAA(Work from Anywhere and Anytime)があるのでコロナ前後で働きな変化は生まれていませんが、Work from AnywhereからWork from Homeと働く場所が限定的にはなっていますね。会社としては(工場を除き)完全在宅は3月17日から。社員は社長の許可を取得すれば出社可能となりました。
グローバルの基準を満たさない限りオフィスへの出社再開はなく、再開となった場合も週2日程度。一度にオフィスを利用できる従業員も20%程度と上限を持って再開することを検討しています。

●WAA(Work from Anywhere and Anytime)
https://www.unilever.co.jp/news/press-releases/2016/WAA.html

制約の中でできることを考える

---テレワークの際に必要なものは?---

LAC小池:1月末にいち早くリモートワークを開始した某企業では「コミュニケーションと信頼の貯金があったからこそ、すぐにリモートワークに切り替えることができたと仰っていました。様々なデータから第二波がくることを予想し、緊急事態宣言開けにはディスカッションやブレインストーミングなど、業務を止めるレベルでコミュニケーションと信頼の貯金を作る時間に充てたそうです。いかにして信頼を築くか、我々はそこに時間を使うという考え方が必要かもしれません。

パソナJOBHUB加藤さん:仰るとおりだと思います。ただ、リモートでの信頼構築はやはり難しいですよね。オフラインは信頼貯金を作るのにとても効果的なので、やはりワーケーションは普及していくべきだと思います。

ユニリーバ島田さん:「信頼貯金」っておもしろい言葉ですね。ただ、オンライン上でも信頼関係は築けると思います。オンラインだから信頼できないじゃなくて、元々ないから!(笑)
これからの時代、はっきり言って人に会うことはリスクだと思います。色々と実験してみましたが、オンラインで唯一できないことは相手に触れること。これだけです。もちろん直接会えることは嬉しいですが「オンラインでもできる」そう考えることが大切だと思います。

LAC小池:制約があるからこそ、成長がありますよね。0ベースで考えると新しい進化が作れるかもしれません。

仕事ではなく志事として考える

---ワーケーションを普及させるには?---

パソナJOBHUB加藤さん:社長はもちろん、中間管理職が実践することが大切だと思います。私は「旅するように働く部」の部長をやっているのですが、様々な方に旅するように働きませんか?と提案しています。マネージャー層限定ワーケーションを企画しましょう!

LAC小池:ぜひ!事務局で企画します。ゆかさん(島田さん)はどのように考えられますか?

ユニリーバ島田さん:どうしたらワーケーションが拡がるか。WAAでは、4年前からそれに取り組んでいます。そこにコロナが発生して、大きなパラダイムシフトを産んでる現在。今こそ「なんのために働くの?」「なぜオフィスにいくの?」と、個々人が自分自身に問いかけをする最高のタイミングだと思うんですよね。私からすると、制度がないからワーケーションできないと言ってる人は正直「?」って感じです。志事ではなく仕事(つかえること)になってる人が多いかな。私はみんながアーティストだと考えています。これからの時代、WORK(芸術/作品)として自分自身をどう表現していくかが大切だと思います。私たちは1秒1秒死に近づいているので、自分で決めればいいと思うんですよね。もちろん、決めることが難しい人もいます。そういう意味ではリーダーに五感で体験させる。それが1番かなと思います。

LAC小池:JOBではなくWORK。まさにですね。痺れるお言葉ありがとうございます。盛り上がっているところではありますが、時間となりましたので最後にお二人から一言お願いします。

ユニリーバ島田さん:これからこのコミュニティ々で正しいことより、楽しいことをやっていきたいですね。まずは私たちからLivingAnywhereを実践していきましょう。

パソナJOBHUB加藤さん:ゆかさん(島田さん)がお伝え下さった通り、楽しんでる人に、楽しい人やことが集まる。一緒に楽しみながら、いいコミュニティーに出来たらと思います。

一同:本日はありがとうございました。


ゲストプロフィール

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島田 由香(しまだ ゆか)
ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役 人事総務本部長

YeeY Inc. 代表
Delivering Happiness Japanチーフコーチサルタント
Japan Positive Psychology Institute 代表
米国NLP協会マスタープラクティショナー、マインドフルネスNLP®トレーナー。

1996年慶応義塾大学卒業
2002年米国ニューヨーク州コロンビア大学大学院にて組織心理学修士取得。学生時代からモチベーションに関心を持ち、キャリアは一貫して人・組織にかかわる。高校二年生の息子を持つ一児の母親。日本の人事部「HRアワード2016」個人の部・最優秀賞、「国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2019 for SDGs」受賞。


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加藤 遼(かとう りょう) 氏
パソナJOB HUB 事業開発部長 兼 ソーシャルイノベーション部長

岐阜生まれ横浜育ち。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。リーマンショック後の若者雇用支援、東日本大震災後の東北復興支援、NPOのマーケティング支援などに携わる中で、持続可能な経済や社会のあり方について考えるのが習慣になる。現在は、全国の地域や海外を旅するようにはたらきながら、タレントシェアリング、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズムをテーマとした事業開発に従事。

IDEAS FOR GOOD Business Design Lab.所長、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、総務省地域力創造アドバイザー、東京都観光まちづくりアドバイザー、NPOサポートセンター理事、多摩大学大学院特別招聘フェローなどを兼務し、ビジネス・パブリック・ソーシャルのトライセクター連携によるソーシャルイノベーションに取り組んでいる。

LivingAnywhere Commonsでは、引き続き、どこでも働ける環境( #WorkingAnywhere )を整えるプラットフォームを構想に賛同くださる企業様・自治体様を募集中です。詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

▼LivingAnywhere WORK
https://livinganywherecommons.com/workinganywhere/

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