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【イベントレポート】親子ワーケーション@LivingAnywhere Commons館山

2022年3月27日から29日の2泊3日で親子ワーケーション@館山が開催されました。
今回の会場は、都心から高速バスで90分というアクセスのよいLivingAnywhere Commons館山(以下LAC館山)。

テーマは、”まずお試しで親子でワーケーションをやってみたい”、”自由なスケジュールの中でワーケーションをしてみたい”、”親は仕事・子供は普段は味わえない地域ならでわの体験をさせてたい”を叶える。

今回はこのイベントのレポートをしていきます。

そもそも、親子ワーケーションとは?

リモートワークが広がる中、旅先で仕事をしながら休暇も楽しむ「ワーケーション」が最近は人気で一般的になってきました。
親子ワーケーションとは、ワーケーションを親子ですることをいいます。

大人が仕事をしている間、子どもは託児施設でただ遊ぶだけでなく、その土地ならではの体験や普段は触れ合わない人々との交流をとおして、学びある時間を過ごすことができる。考えるだけでとても魅力的です。

しかしながら、いざ挑戦してみたいと思っても課題があり、ママ・パパにとってワーケーションはハードルがまだまだ高いものになっているのが現状です。
・託児所がない
・子供だけで利用できるアクティビティがない
・アクティビティを利用できても長時間は利用できない
・子連れでの移動は大変
・荷物が多い               など

今回のイベントは、比較的都心から違い館山で、親が勤務中にプロのシッターさんが常駐するそう。
LivingAnywhere Commonsの特徴である地域のプロのコミュニティマネージャー北村さんの案内のもと、お試し親子ワーケーションがスタートしました。

<1日目>オリエンテーションと自由時間

おのおのにLAC館山に集合しました。
13:30からオリエンテーションを開始。
イベントのスケジュールやスタッフの紹介、参加者の自己紹介をしました。
館山市の地域おこし協力隊でもあるコミュニティマネージャーの北村さんからのお話で館山市のことをお聞きしたり、施設のツアーをみんなで行いました。
初対面のため、まだまだ緊張気味の子供たち。

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この日は、自由行動の日だったので、海に行ったり、地域のお店に行ったり、室内でゆっくり過ごしたり自由に過ごしました。

夜はシッターさんや参加者さんをお誘いし、地元のお店に館山の海鮮を食べに行きました。
お店までの道中、子供同士は自然とコミュニケーションをとり仲良くなり、参加者はお互いに趣味や仕事の話を通じて、新しい価値観や世界観に触れ発見や勉強になる素敵な時間でした。
伺った、波奈さんは入口の水槽に生きのいい魚介がいる和食屋さん。
室内は座敷で、お子様ランチも豊富でしたよ♪


<2日目>大人は就業、子供は地元の遊び

月曜日、親は就業がはじまり、親子ワーケーション本番がスタート。

9:00に保護者から子どもたちはシッターさんへ引き渡し。初めての環境でなかなか離れることができない子どももいましたが、
シッターさんの働きかけもあって、手をつないでバイバイすることができました。
北村さんとワンちゃんたちが登場すると子供たちが大盛り上がり。みんなでワンちゃんと一緒に海にでかけることにしました。

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LAC館山の前の通りを1つわたると、水平線がきれいに広がる北条海岸。
海越しに美しい富士山が見える場所として、「関東の富士見百景」に選出されているんだそうです。
この日はお天気も良く、青空の元裸足で海に入って遊ぶことができました。

子供たちは、棒と波を相手に戦うという新しいゲームを考案。打ち際でキャキャと遊んだり、貝や砂遊びも。(とても都会ではできない貴重な体験)

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ワンちゃんのリードをもってお散歩するのはみんな初めて。最初は、リードが絡まったり、ワンちゃんの力が強く逆に散歩されてるかのようでヒヤヒヤ。
それでも子供の吸収力はとてつもなく、数時間ですっかり慣れて、最後は「いくよ!」と得意げにリードしておやつをあげるまでになりましたよ。(子供ってすごい!)

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海をじーっと眺める子供も。(癒し効果でしょうか、、、、w)

少し歩くと海岸にエイが打ち上げられていました。隣にはプラスチックごみ。授業などでSDGs(エスディージーズ)を学んでいる子供たちですが、
生の体験はとても心にささったようで、ペットボトルが波にさらわれそうになるのを追いかけて拾っていました。

一方、大人たちは就業時間。
海のさざ波の音を聞いていると大人もとても癒されます。
LAC館山のテラスから海を見ながら仕事ができるのも最高でした。
テラスで仕事をしていたら子供たちの声がしたからと、気分転換に海岸へ来た保護者も。

お散歩が終わって、室内で食事をとり、午後は室内遊びです。
シッターの先生が手作りのクラフトが大人気。触り心地もよく、完成度が高くてごっこ遊びとお魚釣りをずーっと楽しんでいました。

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また、LAC館山は、個室とドミトリーがあります。2階建てベッドは子供たちの格好の遊び場。
カーテンを閉めて懐中電灯をつけたらあっという間に子供たちの秘密基地。

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17時シッタータイムは終了し、お迎えです。しっかり引き渡しと今日の様子をシッターさんから報告いただきました。

シッタータイム後は、北村さんおすすめの館山市でも有名な里見の湯へ行きました。風呂の種類が豊富で仕事の疲れも癒されました。


<最終日>大人は就業、子供はお花見&公園遊び

すっかり仲良くなった子供たち。先日同様9時にシッターさんの元へ。
最終日は、シッターさんと近くの公園へお花見へ。

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満開の桜の元、おやつを食べて遊具で沢山遊びました!

シッタータイム終了後は、全員で振り返りを行いました。

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参加者さんからはこんなコメントが出ていました。

業務している近くで子供たちが過ごしており、またその様子がわかるので安心でした。普段触れ合う機会のない大人の中で過ごすことができたのも良かった。
何より仕事中に子どもが貴重な体験ができてよかった。犬や他のお子様、大人との触れ合いや自然体験ができとても楽しそうだった。普段はマンション住まいなので思い切り走ることも叶わない中、室内でおもちゃ遊び、ではなく、外に連れ出してくれたことが良かったです。


まとめ

授業、宿題、娯楽、、、、デジタル漬けの現代の子供たち。
デジタルもいいけれど、実際に体に触れて自然を感じることは子供にとても大切だと再確認しました。
1日子供を安心して預けられ、仕事に集中できる環境があり、かついつでも子供の様子を見に行くことができるというのも今回のとても助かりました。

そして、今回改めてホテルや旅行会社の企画したワーケーションツアーに参加するのではなく、LivingAnywhere Commonsで親子ワーケーションをすることの意味を考えました。

・北村さん(コミュニティマネージャー)という地域とのつながりを促進してくれるコーディネーターさんがいること
・地域にとっては当たり前だけど、素晴らしい体験に出会えること
・親子以外にたくさんの大人とふれあうことができること
・子供がうっすらとでも、こんな場所がある、生き方がある(親以外の大人のロールモデルに出会うことができる)と発見できること


課題もまだまだありますが、親も子供たちも有意義な時間でした。



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