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星野源『いのちの車窓から』

星野源が書いた文はちらほら目にして読むこともあったが、彼の結婚を機にエッセイ集『いのちの車窓から』を読んでみた。その中の一章「新垣結衣という人」は、とてもステキな愛の告白。と、今ならこれを読んだみんながそう思ってそう。

私は芸能人に疎いので、2013年に何気なく観た『箱入り息子の恋』の主役が星野源だとは知らなかった。この日は「映画館に行きたいが、特に観たい映画もない、でも行くぞ」で、消極的に選んだ映画だった。

この俳優さん、冴えない男役が似合うなぁ、モテなさそうな演技、上手いなぁと思っていた。

大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でも、女性に縁がなさげな独身男性役だったので、私の中では星野源=奥手男性。星野源ファンの同僚は「源ちゃんは平匡さんとは全然違う、ラジオでは下ネタばんばん言ってますよ」とおしえてくれる。

星野源は『昨夜のカレー、明日のパン』にも出演していたんだ。ドラマ化されたことも知らなかったけど、原作はとても良いお話だった。

と、今まで私が知らなかった星野源のことがよくわかる一冊。吉田羊や大泉洋のことが魅力的に描かれているのもいい。

「人見知り」の章にある一説。

『相手に「人見知りで」とさも被害者のように言うのは、「自分はコミュニケーションを取る努力をしない人間なので、そちらで気を使ってください」と恐ろしく恥ずかしい宣言をしていることと同じだと思った』99ページから引用

その考え、採用したい。


平匡さんみくりちゃんあらため、

星野源さん、新垣結衣さんご結婚おめでとうございます。

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