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製造業はデザイナーの意図が汲み取れない?

私感ですが、製造業側は、依頼されたデザイナーの意図を汲み取るのが下手だと思います。

図面を描く際、デザイナーから送られてきたカチカチにデザインされた奇抜な図案を、機械トラブルなくそして、デザインのイメージが壊れることなく、どこまで簡略化できるか、が大事です。

デザイナーは「描いてはみたが機械にかかるかわからないので、表現難しいようなら言ってください」と言う。

営業がいる規模の大きい工場ならいいのですが、小さいと会長も社長も現場ですので機械相手の思考になっています。
『2本線を1本線に』ぐらいはこちらの判断で変更はできるのですが、それ以上となるとデザインを変えたら機械にかかるという頭ではなく、機械サイドでなんとかしようという流れになってしまいます。

そうなるとトラブルが起こる訳で、

「こんな変わった柄、刺繍できない」
「デザイナーは機械をわかってない」
「ヘンテコな柄だから、時間かかるんだよ」

となるわけです。

製造業はどんな企画の経緯からそのデザインが描かれたか知りません。
どこまで柄を再現する必要があるのか、どこまでこだわっているのかを知ることにより、作業もスムーズにいくはずです。
そこは表現できないなら「ナシ」でいいです、ってデザイナーから言われ現場は言葉を失うこともあります。

日々の仕事に慣れで製品を詳しく知ろうとしない現状。
次から次へと生産依頼でそれどころではないのかもしれませんが、レース工場も代替わりし、もっと柔軟な頭で対応できる工場になっていかないとと痛感しています。

コミュニケーションの積み重ねが、よりこだわった、より安い、より早い製品を作るということを、それが会社の成長に繋がればと願うのです。

あまり読まれる方が少ないかもしれませんが、気に障られたらすいません。
うちの会社だけだとしたら、もっとすいません。。

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