腰痛日記4

家用にも一本歯の下駄を購入してから10日過ぎた。その間にも身体マニアの踊り手さんに話を聞いたり、YouTube学習したり、人体実験したりしてわかったことを書いていく。

左右のバランス

股関節の開きは元々左右の差が大きい

「がっせき」と呼ばれるポーズの後ろから見た図。
右は地面につくが、左は浮く

それが、ヨガとかやっているうちにどちらも地面につくようになっていた。
それを「良いこと」と思っていたのだが、研究の結果

骨盤を左に歪ませることで、左が地面につく

こんな風になっていたことが判明した。
あと、普段の生活で足を組むときに「右足を組んでも、左足を組んでも、左に重心を乗せている」ということも判明した。横座りの姿勢でも同じで「どっちの足を出すにしても骨盤は左に倒している」こともわかった。
これは今まで全く気づいていなくて、足を組むのは悪いと知りつつ「左右交互に組めばまだマシなはず」と思っていたのだが、どんなに組む足を変化させても、歪みはそのままだったのである。
それで、日常生活、座っている時に徹底的に真っ直ぐ座るようにしている。別に即効性はなく、途端に改善したりはしてないが。

左側に痛みがあるときに「がっせき」のポーズをとると、両足とも地面についていて、逆にいろんなことをやって痛みがない状態になった時に同じポーズをとると、昔どおり左足が浮くので、骨盤の歪みは痛みの元になっていることは間違いないだろう。

股関節の可動域の左右差と
骨盤の左右のバランス
は違うものであった。そりゃそうなんだろうけど、よくわかってなかった。
股関節の可動域も左右差がない方がいいのだろうが、現時点では骨盤の左右のバランスを崩さないようにすることをメインに考える。

とはいえ骨盤の歪みは自分では分からない

痛むか、痛まないかの違いだけなので、「今歪んでるな」とか「整ってるな」とかは自分では分からない。「これだけやればOK」みたいな決め手になるポーズなどもない。なんだかあれやこれややっているとよくなったりするし(よくならないこともある)、放っておくと悪くなるので、体操とかストレッチとかヨガとかは相変わらず手当たり次第にやっては「いいかな」と思ったものを続けてみたりしている。ただその時に「これは股関節」「これは骨盤」という目的をちょっと意識してみたりしている。

右側に問題がないわけではない。むしろ右に問題がありそう。

「がっせき」のポーズで地面に膝がつかないのは左だが、他のポーズでは右側が全然ダメという感じになる。痛いとかじゃなくて「ポーズそのものが取れない」レベルに固い。
そしてこの前楽屋で揉んでもらったりしたら、右側がめちゃ痛かった。
腰が痛いのは左だが、張っているのは右。
こういうことはよくあるそうだ。だから左だけを一生懸命伸ばしたりしてもダメで、どこに原因があるのかを考えていくことが必要。
とりあえず現在はむしろ右に問題がありそうということで、取り組んでみる。

内側と外側のバランス

右腰の痛みは、お尻の外側から太もも裏まで(坐骨神経痛の痛みっていうのと同じだなと思う)で、つまり身体の外側である。
左右で「問題のある反対側に痛みが出る」ということは、「内と外」にも同じことが言えるのではないか、と考えた。
というのも、ちょっと心当たりがあったのだ。
自分を撮った動画(ライブ配信とか振付動画を撮ったのとか)を見て「足を打つときにガニ股っぽいな?」と最近思うことが何回かあったことと、練習をしてる時に外側の筋肉を使っている(疲れてくる)感覚があって、「前と違うところを使っている??」とは思っていたのだ。

それで、そこに意識的になって足を打ったりしてみたら

こういう感じで打ってた!

まさにドンピシャリ。内側なんか使ってなかった!

こういうイメージで力を足に伝える

それで、力を内側から伝えるようにして練習をしてみた。
やりにくくなった足、逆にやりやすくなった足、あまり変わらない足があった。ややこやしい足=あまり変わらない足だったので、ややこやしい足の時は自然にまっすぐ打ち込むポジションになっていたのかもしれない。

この練習の後に腰が痛くならなかったので、これは当たりかも!ということで続けていくことにする。

内側を意識する足の打ち方はそれほど「こりゃ大変だ」という感じではなかったので、何年も何十年ものクセではなく、腰を痛めた後のクセかな?という感じだ。とはいえ気が緩むと身体が開いていくからよくよく意識すること。

自転車も内側を意識して漕いでみた。
電動自転車だからあまり「効いた」感じがしない。
ここで「じゃあアシスト切って坂を上るか!」とか無茶をしたくなるのを堪えるくらいには、私も大人になった。
ぼちぼちいきましょう。

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