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アーセナルの今にベジェリンは何を想う

こんばんは、らかぺまるです。「ほんとはやく補強しろや」っていう今日この頃ですね。
イアンライトが主催するSpotifyのポッドキャストにベジェリンが登場して、今のアーセナルについて、移籍するときに考えたことなどについて、語ってくれました。それを紹介したThe Sunの記事を見つけたので今回はそれをご紹介します。元記事はこちら。

26歳のベジェリンは、子供の頃から応援しているクラブ、ベティスに1年間のローンで昨夏加入した。
ベティスへの移籍は決して軽い気持ちでの決断ではなかった。10年以上もの間ロンドンで暮らした後、母国であるスペインに戻りたいという思いは、ロックダウンや隔離期間の影響によって高まっていった。

ベティスとのローンが1年で終わるベジェリンにとって、どんな未来が待ち受けているかは彼自身もいまだ確かではないようだが、アーセナルの好調、そして冨安健洋の出来に満足しているようだ。イアンライトが主催するポッドキャスト "Wrighty’s House" に登壇したベジェリンは次のように語ってくれた。

ベジェリン「アーセナルは本当にうまくやっていて、僕自身ほんと嬉しいよ。僕のポジションに代わりに来た選手、冨安だね、素晴らしいよね彼。恨みっこなんてないさ。
アーセナルの試合は今でもすべて見ているから、ほんと尊いね。彼らには上手くやってもらいたい。(自分が移籍したことについて)フットボールというのはそういうものだ。自分の引き際ってのを見極めることが必要なんだ。」

ベジェリン「僕はいつだってクラブに言ってきた。僕のポジションに人がいない状態で僕が移籍するのは嫌だ、僕の代わりに調子の整わない選手が入らざるを得ない状態で僕が移籍するのは嫌だってね(ベジェリンは冨安獲得の目処が立ってからベティスに移籍しました)。
僕はアーセナルのために最善を尽くしたい。アーセナルには10年いて、あの場所が本当に大好きなんだ。僕の移籍は、みんなにとって良かったことだ。移籍は正しかったんだってまさに証明されているよ。アーセナルの選手たちが上手くやってて僕は幸せだよ。」

ベジェリンはヴェンゲル政権下でトップチームに上がる前、バルセロナのユースからアーセナルに加わった。彼が15歳のときだ。
最近は怪我と調子の悪さも相まって、エメリ、そしてアルテタ政権では序列を落とした。
ベジェリンは自分が移籍するという難しい決断を下すという時に、アルテタが「本当に理解を示してくれた」と語る。監督として、そして以前のチームメイトとして共に闘ってきたアルテタとこんな話をしたという。

ベジェリン「ローンでベティスに移籍する前にアルテタとは話したよ。チームメイトとして、コーチとして、監督として、僕とアルテタは良い友情関係にある。
あのとき僕は何かを求めていた、でもそれは大金とかそういうのじゃないんだ。僕の家族、国に近いところで、よりよい経験がしたかっただけさ。
サッカー選手として、ただ競技のことだけが頭にあるわけじゃない。もっと他のたくさんのこともあるんだ。別の挑戦が必要だと感じていた。それはお金じゃないんだよ。自分自身が幸せだと感じて、そう認識できる場所に身を置く予定だった。
アルテタが本当に理解を示してくれたのは、僕にとって本当に幸運なことだった。自分の問題がフットボールやアーセナルとは関係ないってことは分かってくれていた。人生におけるサイクルを人は経験するものさ。
アーセナルで二度とプレーしたくないからではなかった。これでは誰の為にもならないと思ったからなんだ。自分が必要とされる場所でないと悟ったとき、それはお互いにとって何にもならない。
アルテタは本当に理解を示してくれた。彼は僕がアーセナルで何を経験してきたかすべて知っている。怪我のこと。あらゆるエピソード。
彼と腹を割ってすべてを話せる関係性だったのは幸運だった。彼は『監督としてだけじゃない、友達として、君のためになることをしてやりたい。』と僕に言ってくれたんだ。
自分が求めているものを見つける機会をアーセナルが与えてくれたことに関して僕は幸せだった。自分が必要としているものが何だったかを頭の中で整理できて、それが今満たされているということが嬉しいよ。数年前感じていたように、今はフットボールが本当に楽しいよ。こういう気持ちが僕をメンタル面で次のステージへと押し上げてくれるし、ピッチ上でそれがすべて合わさるから形になって現れる。
外野がごちゃごちゃ言うことなんて聞きたくない、でも時には聞かないようにすることも簡単ではないことはあるものさ。」

記事の内容は以上です。本当に怪我さえなければというベジェリン。でもベジェリンがローンで移籍していなかったら冨安の移籍もなかったと考えると複雑な気持ちになりますね。
でもベジェリンは人としては最高。いつでもアーセナルで待ってるし、どこへ行っても陰ながら応援したくなる存在。

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