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かき氷は一大アトラクション

もう私もお店も秋を楽しみかけている中で、まだかき氷のメニューを出しているお店がありました。

かき氷にまつわるエピソードがちらほらあったので書き残しておこーっと思って。


夏だけのかき氷部🍧

学生時代に「かき氷食べに行こうよ!」と企画したことがあります。いっぱい食べる3人組。
マイブームの提案をよく私がして、もう1人がカレーガチ勢、もう1人は粛々とコメントしていく愉快な仲間達でした。仲良くなったきっかけは新歓で
「明日ボウリングに行かない?」
「行かなくてもいいかな…」
と目線が合った3人でした。グループの名前は
「新!ぼうりんぐ」このグループ名しておきながらボウリングは卒業間際に一回。このゆるさがとても我々でした。ラブ!また会いたい!

さて、とある京都の暑い夏、営業時間前早めに並ぼうとしたところ
整理券への長蛇
は??平日はやめだぞ??
1時間半、2時間ってもはや人気アトラクションじゃん…半ば諦めて時間を潰すためだけにカフェで駄弁り待ち。(カフェで駄弁ってたと思ったのにアルバムみたらがっつり酢豚定食でわろた)
整理券の順番が呼ばれてからも店内入るまでぎりぎりを待ち。ものすごく並んだ後に

でかすぎるだろ

このサイズのかき氷がひとり一個ずつ運ばれてきました。
戦いです!!!!!

マンゴー、ほうじ茶、レモンヨーグルトだっけ

かき氷って甘い氷なんですよ。
あんだけ並んでたので優雅にうふふ、おほほ美味しいね〜といきたいものの
溶ける!!!水になると甘いシロップ!!!
氷として食べたい!!!冷たいっっ(キーン)

みたいな戦いを繰り広げていた気がします。 
食べるのは一瞬なのもジェットコースターに並んでる時の気分。
過ぎ去ると一瞬。あれからかき氷を見るたびにあの夏の
かき氷はアトラクションを思い出します。

今ではすっかりかき氷は大きいのじゃなくて小ぶりの一口サイズで十分です。最近は質が良くふわっふわ氷の場合は溶けるように消えてくのでいっぱい食べれるかも?お値段可愛くないけどね!


カルピスへの出会いはかき氷で

小さい頃、あまり冷蔵庫にジュースが入っていた家ではありませんでした。牛乳か麦茶か。
病気になると飲めるジュースや飲むゼリー。

ただし、かき氷の時期だけはカルピスの原液を買ってもらえて、薄めにかけて段々濃いめにすると美味しいという世の中の真理に気づく。夏のジュースはかき氷のカルピスだったのです。
一緒に秋のカフェでかき氷メニューみてた友達も同志だったみたいで、ひと盛り上がりしました。
夏だけジュースが飲めていた、あの水玉にひっそりと救われていた。なんていうと盛りすぎだけど嬉しかったものの一つです。


手荷物にかき氷機


幼い時から転勤族で、今でも出身どこ?って聞かれるとざっくり関西!となる位迷っちゃいます。
一度夏休みに転勤したことがあり、荷物も詰めて必要なものが届くまで時差がありました。そんな時、
手荷物に折りたたみのテーブルとかき氷機を持って夏を乗り越えようとしていた事があります。
 
今考えると「新しい土地でも楽しいことを!」という母の愛に心が打たれそうになりますが、当時はかき氷機があっても土台の氷を作るあの円形のやつを手荷物に入れ忘れて、「氷がない!!!」と大爆笑していました。冷凍庫で作るキューブは安い家庭用のかき氷機だと永遠にぐるぐるしちゃって削りにくかったのよ。結局新しく買ったのか、届くまで待っていたから忘れちゃいましたが手荷物を準備する度に思い出します。しかも引越し先がそこまで暑くなかったのでかき氷熱がちょっと低かったかも?
でも楽しかった思い出として刻み込まれています。

大学時代に留学生の入寮ヘルプスタッフのバイトを臨時でした際に、発酵大好きで納豆も自作するようなフィンランド人が「お気に入りのNikeの靴入れ忘れちゃったけど、鰹の削り節器は忘れなかったよ!どこで買えるかな?」と聞いてきたときに感じたこの気持ち。すごく良くわかるよ。と親近感でした。「なんでこれを入れたの?!」エピソード面白いですよね。

ちなみに鰹節削り器まだ持ってないし納豆も作ってない。まだあのお兄さんのステージまで行きつけてません。笑 
実は何か国もしゃべれる超インテリだったけど短期でしか関わっていないのに関わらず変人エピソード盛りだくさんで味のある人でした。今元気かな~


夏に凍えた日光

みなさん、かき氷屋さんに行って、最後温かいお茶が出てくるのは当然だと思っていませんか。
違うんですよ。あれはお店の厚意(またはサービス)なんですよ。

不思議なことにやたらかき氷と焼き芋をメニューに出しているカフェがありまして。夏はかき氷で秋冬は焼き芋なのかなぁと思っていましたが

寒すぎるくらい凍える空調設備の店内。
かき氷は丁寧に作られていて中々こない。
さっっむい。

しかもお冷も氷入り。メニューの「焼き芋」があんなに誘惑してくる経験はありませんでした。それがお店側の戦略だったのでしょうか。真夏に焼き芋を頼んでいる人たちがちらほらいました。でも私はもうかき氷頼んじゃった後だから追い注文はしにくくて震えながら我慢。自然派いちごのおいしいかき氷を食べましたが、食後にあたたかいお茶がなくて、お店を出てから外の蒸し暑さにホッとしたことがあります。

それ以来、かき氷屋さんで温かい飲み物を食後に出してくれるところは星が一つ上がるような気がしています。
当り前じゃないんだ…!


思ってたよりもまだまだかき氷ネタ書けそうなのに驚き。思い出は食と共に。これからも色々食べにいきたいな〜
ではまた!

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