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総合支援家としての道

独立してから1年半程経った。ベンチャー含む中小企業複数社の経営支援をさせて頂いているのだが、ようやく目指していた「総合支援家」としての動き方が出来るようになって来た。それについて簡単にまとめたいと思う。

総合支援家とは何か?

総合支援家と言われてピンと来る人はいないと思う。強いて定義をすれば「特定テーマにこだわらずクライアントの経営課題を解決する人」となり、言い換えればジェネラリストや問題解決者と言った役割である。
悪い言い方をすれば「御用聞きの便利屋」となってしまうが、中小企業向けの支援家となるためには必要なスキルであると考えている。

なぜ総合支援家を目指すのか?

筆者はこれまで大企業向けのコンサルに携わってきた。大企業向けコンサルにおいては、各支援テーマの規模が大きいために相応な人数と時間をかけてテーマ毎に支援をしていく。しかし、テーマは多岐に渡るために多種多様なコンサル会社が入り込み、結果としてテーマによっては混沌とした状態になっていたりもする。
この経験を基点に「企業規模が小さくなった場合」を考えてみた結果、「各支援テーマの規模は小さくなる代わりにカバーするべきテーマは拡大するのでは?」という仮説に行きついた。大企業ほど複雑化していないが、リソースに余裕がないために複数の支援先に依頼する事が出来なくなるためだ。
これが総合支援家を目指すに至った思考である。

総合支援家としての動き方とは?

最初は特定のテーマから開始したのだが、徐々に「涌井さん〇〇〇で今問題が起きているから問題解決してくれない?」のような依頼をされるようになってきている。その内容は新規事業立案/子会社化検討/販売戦略立案/業務改善/システム要件定義/各種PMOと多岐に渡る。
現状をヒアリングしながら今起きている課題と解決策を整理していき、基本はクライアントに動いて貰いながら必要に応じて自分で手も動かす。以前にnoteに投稿した「論点を売る仕事」である。
このような動き方をすると「涌井さんの作業工数が莫大にならないの?」と質問をされるが、クライアントが自発的に動いてくれるため、今のところは工数過多になる事はない(クライアントに恵まれている可能性はある)。

何を目指すのか?

「論点を売る仕事」を仕組み化し、クライアント自らが問題解決出来るようになって貰いたい。それを出来る限りリーズナブルに実現する世界を作りたい。そのために自分が得てきたノウハウを「経営資産化支援パッケージ」へフィードバックしながらサービス開発を進めている。


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