昔その昔とある所に
それは貧しいバイオリン弾きがおりました
この指が黒く太くなった今
街中の誰も　耳を傾けはしません
every happiness depends upon ourselves
錆びない褪せない止まない麗しのメロディ
every happiness depends upon ourselves
灰色のシャツと髪　磨かれたテールピース

腹を空かせた貧しいバイオリン弾きは
小さなパン１つ買えずにおりました
そこへ素足の汚れた男が
「あなたの靴をください」震える瞳で言いました
every happiness depends upon ourselves
私には古びたバイオリン１つさえあれば良い
every happiness depends upon ourselves
どうぞ構わず　この靴を履いてお行きなさい

それは貧しい　素足のバイオリン弾きは
通い慣れた道を丘の上に立つ教会へ
この指が白く細かった頃から
美しい彼女の微笑みだけは変わらない
every happiness depends upon ourselves
錆びない褪せない止まない麗しのメロディ
every happiness depends upon ourselves
古びたバイオリンは輝くように歌い出す

古びたバイオリンが歌い終えると
マリア様の瞳から金色の涙が１つ
涙は眩い金の靴となり
それはぴったりバイオリン弾きの靴となる
every happiness depends upon ourselves
澄んだ心が奏でた美しいメロディ
every happiness depends upon ourselves
この先はこの金の靴を履き歌いなさい

昔その昔とある所に
金の靴を履いて　変わらず奏でるメロディ
この指が黒く太くなっても
街中の人は流れる音色に恋をした
every happiness depends upon ourselves
錆びない褪せない止まない麗しのメロディ
every happiness depends upon ourselves
金色の輝く靴と磨かれたテールピース