私の職歴を振り返る〜その②
さて、しばらく間が空いてしまいましたが、気を取り直していってみよう。
自分の稼ぎでなんとか二人の子どもを養っていけそうだと自信を持ってからは、「時給の高い」ことを一番の希望条件として派遣で事務職を転々としました。
その頃すでに40代半ば、子どもが精神的に不安定なこともあって、いざとなったらお休みできるように正社員でなく、短期での派遣契約を続けていました。
「年末調整業務」「アウトソーシング会社のオペレーター」「営業事務」「シンクタンクでの資料作成」など。
期間限定の短期、前任が数日でリタイヤした会社など、何かしら条件がついていたり、一筋縄ではいかないような就業先もありましたが、基本、人間関係について苦手意識がないため「私は大丈夫、平気、やっていける」と派遣会社から提案される企業にすんなりを就業を決めていました。
しかし、仕事に問題はなくとも、
週末は疲れて起きられない、出かけられる体力がない、家事もしたくない‥
ただ寝ているだけの週末を終えたら、また月曜日‥
そんな『一週間』を重ねていくことに疑問を持つようになりました。
こんなはずではない。こんな姿を子どもたちに見せたかった訳ではない。
疑問を持ちながらも、子どもに不自由な思いはさせたくない!という責任感にかられて突き進んでいった数年後。
無事に子どもたちも社会人となり、ふと、自分を振り返る時間ができたことに気がつきました。
そもそも私が子どもを連れて家を出たのは、
「母親の私が生き生きとしているのを見せていきたい」
と思ったから。
それまでは、上手くいっていない夫婦関係の中、子どもの前では極力泣かないようにしていたものの、
不健康そうな上に作り笑いを貼り付けて生活している母親を見せているのがとても辛かった。
母子家庭でも、裕福でなくても、楽しく笑って過ごせたら幸せなんじゃないかと思っていたのに、実際は仕事で疲れ切った顔を見せていたようにも思います。
そうして、年月が経ったことによってできた自分を見つめ直す時間。
自分のために費やす時間が増えたことに気づくわけです。
そこで、今までの仕事の仕方を一旦考えてみようと思いました。
疲れ切った週末を過ごさないためにも。
その頃、入っていた女性起業家のオンラインサロンの影響を受けて「起業する」ということも考えてみました。
しかしながら、自分の得意なことや強みは
だと認識していたので、やはりどこかにお勤めしてサポートしていくのが一番性に合うんだろうなと思っていました。
大卒後働いていた環境が懐かしく、その頃のような大企業でなくとも、
アットホームな事務所で働く人たちのサポートをしながら働くのもいいな‥と、思っていたのですが、
自分探しの旅の間に、全く思わぬ出会いがあったのです‥。
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