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流しのタクシーも流れるお寿司も頼まない時代のノベルティについて考える @mikaikeda6

おはようございます。セブ島から帰ってきて、もう今日は9月の20日。
時が過ぎるのが早すぎて焦ります。

ラブソルの主力事業はノベルティやオリジナルグッズの制作です。それは5年前の創業当初から変わりません。
ただ、いただくお問い合わせの内容や実際に制作するアイテムは、この5年で随分と変わりました。

もともとラブソルは、ホームページに決まった商品を並べて選んでもらって名入れをする、という形態は取っていません。
ノベルティ専用サイトにコンセプトを書いてあるのですが、一部を引用するとこんな感じ。

ひとつひとつがオーダーメイドだから、パッと見てすべては解決しません。
お問い合わせいただき、じっくりとご希望をお伺いして提案をしていきます。

素敵なものを作りたいと考えているお客様の思いには、ひとつとして同じケースはありません。
すべてのご注文は、世界でたったひとつのものづくりと考えています。

小ロット・短納期などの難しい条件でも、まずは一度お問い合わせください。

並べてある商品から選ぶのではなく、お客様の気持ちに合わせて「夏らしい透明感のあるポーチ」が欲しいのであれば、それにあったものを提案する。「500円以内で女性が喜びそうなアイテム」がよければそれを案内する。
そんな風にやってきました。
名入れできる既製品アイテムを探してきて、そこに名入れをする。いかにご希望にあった商品を探して提案できるか、名入れができるか、が鍵でした。

もともと小ロットを謳っていたこともあり、当初は個人のお客様で、大手業者ではロットが合わないお客様が中心でした。

徐々に状況が変わってきたのが2〜3年前くらいでしょうか。

きっかけは多分、小規模事業者向けの補助金を申請する際に、経営計画書を作成し直したこと。
創業時に作ったものもありましたが、現状を踏まえて、未来をどうしていくかについて真剣に考えて計画書を作りました。

その中で事業を拡大していくために、今後の方針として「個人のお客様に加えて法人にも注力すること」と「完全オリジナル品へのシフト」を掲げました。

オンリーワンのアイテムを作るお手伝いをしたい、というコンセプトは変わらず、既製品への名入れから、完全オリジナル品へ。

ホームページの仕立てを少し変えたり、ブログの書き方を意識してみたりはしましたが、そんなに大きくやることも発信も変えてはいません。
それなのに、今では取り扱い商品の半数近くが完全オリジナル商品になっています。

上のTweetは比較的最近行った打ち合わせ。宝飾メーカー様のノベルティで、革製品をオリジナルで作成予定です。

これは、私たちが強く意識をするようになったから、願いや想いは口にしたり書いたり(今回の場合は計画書に落とし込んだ)すると叶う。ということもももちろんあるかと思います。

それもありますが、時代の流れがどんどんオリジナル品を求めるようになっているというのもあるように思っています。
自分のためにカスタマイズされたものを好み、人と同じもの、同じ枠にはまったものは選ばない。
そんな時代になっています。

最近私が感じた、数年前との変化なのですが…

最近、タクシーを呼ぶ時、私はもっぱらアプリで呼びます。
行き先のやり取りも、金銭のやり取りも不要になるから便利です。
海外では日本より早く、UberやGrabが発達していて、羨ましかったですが最近は日本でも配車アプリが人気で、よく「予約車」と表示されているタクシーを見かけます。

別の例では回転寿司。
最近の回転寿司って誰も回ってるのを食べなくないですか?
私は注文が苦手なので回転寿司が好きだったのですが、最近の回転寿司では注文して作る姿をよく見かけます。
タブレットでできるお店も多いですね。

タクシーもお寿司も、流れてくるのが便利だったのに、流れてくるものは拾わず、自分専用品を手配する傾向にあるようです。

こういった意識の変化がノベルティにも現れているのではないか、なんて勝手に繋げて考えてみています。

この流れは今後もっと加速するでしょう。

ノベルティ業界でも、私たちが起業した当初は、小ロットでオリジナル品を作るのが難しく、だからそこに着目したのですが、今では同人系の方向けの業者さんが無数にあります。
どの業者さんも小ロット、フルカラーにこだわり、仕上がりも綺麗です。フルカラー印刷機を1台持っていればできる加工で小回りよくやっています。
(私も時々利用させてもらっています)

ラブソルは、より完全オリジナル品に特化して行きたいと考えています。
さらに言うと、アイテム制作だけではなく、ブランディングを含めたトータルサポートをしていきたい。

今も、アイテム制作をしながら、オンラインサロン運営をしていたり、パーティー開催の運営をしていたり、動画制作をしたりと、幅を広げています。
そういえば、セブ行きの前日に日帰り大阪出張を無理くり入れたのも、そんな案件の下準備のためでした。

昨日のゆかのnoteと重複してしまいますが、「愛を持ってフルコミット」できるお仕事に注力していきたいと考えています。

今回、トップ画像に使った写真は、昨日撮影したもの。

トゥクトゥク日本一周の旅にでたまるちゃんと、そのサポートをするセブでも一緒だったサンチェスが、ラブソルに。
日本一周に向けてのクラファンで、たくさんのオリジナルグッズを作成いただいています。
どれもまるちゃんとデザイナーさんの想いの詰まったこだわりの強いもの。
心を込めて作らせていただきます!!

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LA BOUSSOLE
代表 池田 実加
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