諸行無常のサービスたちを選ぶ際に大切にしたいこと @horimotoharu
先日、LINEのKeep機能が終了するというニュースが流れてきました。
一時期この機能を活用して、英語の勉強をしていた堀です。
Keepは、写真や動画、テキスト、ファイルなどをLINE内に保存できるコンテンツ保存サービスで、やり取りや送られてきた写真などをそのままLINEに残すことができ、重宝していました。
英語の勉強では、調べた単語のスクショをLINEに送り、それをKeepに保存して見返す。そんな方法で、語彙力の強化に努めていました。
当時は非常に便利に感じていた機能ですが、気づけばいつの間にか使わなくなり、類似サービス使用する頻度が増えていきました。
大きな企業が提供する機能性のあるサービスも、時代の移ろいとともに需要が変化していくことを実感しています。
公共インフラ並みに重要になっている私企業のサービスたち
今、私たちは様々なサービスに囲まれて生活しています。プライベートはもちろん、仕事においてもです。
例えば明日、突然Googleがこの世から消え去ってしまったら、途方に暮れてしまう企業がたくさんあるはずです。GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftの総称)などのアメリカのテック企業が提供するサービスが、もはや公共インフラのような重要な役割を担うようになりました。
一企業の一サービスに障害が発生するだけで、多くの人が困り、ニュースになる。
そして、そんなニュースを驚きもせずに受け取るようになりました。
私自身の仕事を考えても、さまざまなサービスを使用することで成り立っています。
動画をつくる時には、Adobeの編集ソフトが不可欠であり、サイトのデザインを行う時には、Figmaというデザインソフトが必要です。
サイトのデザインは、以前Adobe社のXDというソフトを使っていましたが、同社がFigmaの買収を発表した際に、今後はFigmaを推していく未来が見えたために乗り換えを行いました。
しかし、数ヶ月後に合併買収を断念。どうなっていくのか見通しが見えず、困惑したこともありました。
何かのサービスがなければ仕事ができず、どんなサービスもいずれ終わりを迎える。
そんな現実を前に、我々はどんなサービスを使っていくべきなのでしょうか?
弊社ラブソルは近年、ノーコードツールを使用したWEBサイト制作に力を入れています。その際に使用しているSTUDIOというサービスに、ヒントがあるように感じています。
いずれ終わりが来るからこそ、大切にしたい安心感
STUDIOは、日本発のノーコードWEBサイト制作ツールで、近年多くのサイトで使用されています。
調べてみると、大手企業からスモールビジネスまで、実に多くのサイトがSTUDIOを使って制作されていることに気がつきます。
自分でも実際に使ってみて感じた魅力がありました。
ユーザーに対して真摯に向き合っている姿勢が感じられるのです。
STUDIOでは、毎月、機能改善とアップデートに関するお知らせを更新しています。
これを見ると、ユーザーからの声を拾い、細かな部分まで改善を行っていることがわかるのです。
例えば、画像の中にある「PVスケールアップオプション」については、こんなことがありました。
STUDIOでは、加入している有料プランに応じて、月間のPV数の上限が定められています。上限に達してしまうと、その月はサイトが表示されなくなってしまう。そんな時にPVスケールアップオプションを使えば、一時的にPV数の上限をあげてサイトが非表示になってしまうことを防げるのです。
サービス利用者の増加から、PV数に上限をかける必要性が生じ、2023年12月にPV数を超えたサイトの取り扱いを厳格に行うというお知らせがSTUDIOから届きました。
その際、PV数を超えたサイトはすぐに非表示になってしまうといった内容であったため、多くのユーザーが不安を感じました。SNSなどでは、STUDIOに対する批判の声も上がってしまいます。
しかし、お知らせのメールが届いてから数時間後には訂正の連絡が入り、数日後にはPVスケールアップオプションの提供を開始することが発表されました。
ユーザーの声を聞き、素早く舵を取った。
この対応に、安心感を感じたのは私だけではないはずです。
安心感。
これがキーワードです。
企業の大きさ、影響されるサービスの充実度、顧客対応、日々の情報発信頻度など、人によって安心感を覚える部分は異なります。
どんなサービスもいつか終わってしまうものだからこそ、終わらないように努力し、終わってしまうとしてもユーザーに与える被害が最小限ですむような対応をしてくれそうなものを選ばなければなりません。
自分が感じる安心感を、なぜ感じているのか分析し、根拠が多くなるサービスを選ぶことが重要なのではないでしょうか。
そして、私たちラブソルもクライアントさまにサービスを提供している一企業です。
ちゃんと安心感を与えることができているのか?
その視点を忘れてはいけないなと、改めて実感しています。
堀 基晴▶︎SNS...X
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