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本と出会うタイミング@caelum_555

ラブソル旅部、ゆきえです。

まだ、旅に行けていないので、今回は本の話を。

時間のあるなしにかかわらず、本屋に行くのが好きです。あと、建物の感じが好みの図書館があると、旅先でも入ることがあります。

本の虫とまではいきませんが、読書は結構好きです。

何を読むか選ぶ時、大抵は本屋で気になった本を手にとって自分で選ぶのですが、年末年始にラブソル代表の池・由香におすすめされた本を読む機会がありました。

まずは、池ちゃんにおすすめされた、1万円起業(クリス・ギレボー著、本田直之監修)

自分が仕事になると思っていなかったことが仕事になる、自分が仕事にしたいかどうかより、他人の求めるニーズがどこにあるかが鍵を握るといった内容が書かれていました。
実は、友人からも私が何気なくやっていることを「仕事にしてみたら」と言われたことがあります。その時は、特に特別なことをやっているとは思っていなかったので、誰でもできるよと流してしまったのですが、本人よりも周りの方が、「私」のことがわかっているのかもしれません。

以下の文章が、この本の最後の方に出てきます。

いちばんいいのは、朝起きたときよりももっとワクワクしながら眠りにつけることです。来る日も来る日も、私は自分が夢中になれて、私だけでなく他の大勢の情熱もかきたてる仕事をつくることに専念しているんです。

好奇心が人一倍強い私は、日々ワクワクすることは多々あります。しかし、ここまで言えるほど夢中になっているものが現在進行形であるだろうか、そう問わずにはいられませんでした。
他人の情熱をかきたてるほど熱狂の状態になったのは、ここ10年ほど思い当たりません。ちょっと夢中になることはあったけれど、それは仕事をつくったわけではなく、やる気のおすそ分けがたまたまできていただけでした。

好奇心旺盛でも熱狂まで結びついてないうちは、ワクワクして眠りにつく状態には程遠そうです。今年は何か見つかるかしら。

次に、由香ちゃんからおすすめされたのが『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(古賀史健著)

今年は書く機会が増えているので、「文章を書くならこれは読んでおいたほうがいいよ」と言われた一冊。

私は、由香ちゃんに自分の書いたものを編集してもらう機会が多く、文章を書くときに前提条件を考えず、読者をおいてきぼりにしがちだと指摘を受けたことが何度かあります。
ただ書くのではなく、読者を想像しながら書く。基本だけど書いているうちに忘れがちなことが、ここには書かれていました。

振り返ってみると必死になっていて、書くことが行為になってしまう時に読者をおいてきぼりな文章を書いてしまっているように思います。文章を書いているとき、無意識のうちに自分の常識を前提としてしまうことが多いです。

この本を読むと、文章は誰か特定の人に届けることや、文章の長さやリズムなどはもちろんのこと、文章を読む人たちの視覚的リズムがあることなど想像しながら書くことが大切だとよくわかります。

文章の長さやリズムまで考えて書いていませんでした。書いて、届けるところまでができていないのも納得です。ただ書けばいいというものじゃない、そのことがよくわかりました。

最後に、売れすぎて読むタイミングを逃した『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史健著)について。

こちらはまだ読んだことがないと池ちゃんに話した時に、よかったから読んでみたらとおすすめされました。

アドラーは、フロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨匠の一人と言われ、フロイトの共同研究者でした。

フロイトは、人間の行動にはすべて心理的な裏付けがあり、それは「無意識」だと考えました。すべての人間には「エス(欲望)」と呼ばれる無意識層があり、人間は成長の過程で社会に触れ、善意や倫理などの外圧と欲望であるエスを調整して行く術を身につけていきます。
このときのエスと戦う心理的構造を「自我」と呼び、さらに教育などで形成される良心を「超自我」と呼びました。

また、ユングは、人間を「内向」と「外向」の2つのタイプに分類、さらに心のタイプを「思考」「感情」「感覚」「直観」の4つに分けることにで、人間を8つのタイプに分類しました。

そして、アドラーの特徴として、人は原因によって行動するのではなく、現在の目的によって行動しているとの考え方があります。

今回この本を読んで、私は他人からの承認欲求はほとんどないのですが、過去の描いた自分像に近づけるよう、自分自身を辻褄を合わせようとしているところがあると気づきました。過去の自分に認めてほしいと何処かで思っているのかもしれません。

自分で選ぶ本にも出会うタイミングがありますが、他人からおすすめされて読む本は、何かしら今の自分に必要な気づきがあります。
自分で選ぶ本だけでなく、他人から今の私におすすめしてくれる本を今年は積極的に読むようにしたいです。

次回は、旅に関連した内容の予定です。

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LA BOUSSOLE 旅部
ゆきえ  Twitter
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