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ラブソル、4月1日をもって株式会社になります @yuka_lab12

4月1日、新年度の始まりです。

桜が咲き、日々の気温も少しずつ高くなってきて、春を感じられるこの時期に年度が切り替わる。毎年のことですが、希望に満ちているようでとてもわくわくするタイミングですよね。

ラブソルも、この4月から新しいフェーズに入ります。

本日より、株式会社LA BOUSSOLE(ラブソル)の代表取締役社長に就任いたします、柴山 由香です。
なんだか、強そう…(気のせい)。

合同会社と株式会社である意味

ラブソルは、2014年の8月1日に、合同会社として設立しました。
社員は、二人ともが「代表」である私と池田実加のみ。

私たちがつくったのは、「合同会社」。会社をつくると決めた時、私たちは迷わずこの選択を取りました。

合同会社はアメリカで生まれた制度で、日本でも徐々に増加しています。
有名なところでは、Apple Japan、Google、アマゾンジャパンなど、錚々たる企業の日本法人は「合同会社」の形態を取っています。中には株式会社として設立しながら、わざわざ途中で合同会社に変更しているケースも。

実加がこんな風につぶやいていましたが、合同会社だからといって、信用度が低いなんていうことはありません。

ラブソルも、これまでかなり有名な企業さまともご一緒にお仕事してきましたが、合同会社であるということがネックになったことは一度もありません。融資なんかも、問題なく受けられています。

合同会社は、株式会社と比べて初期の費用を抑えられ、設立のハードルが低い
です。

株式会社のように株主(出資者)と経営者がおらず、経営者=出資者となるため、意思決定がよりスピーディーになるメリットもあります。
出資額に関わらず、利益の分配や権限授与の自由度が高いというメリットもありますが、これは、人間関係の在り方によってはデメリットにもなり得ますね。

しかし一方で、会社経営が軌道に乗り、さらに事業拡大をしたくなった時には問題が起こることも。
合同会社は特質上、人の採用や資金調達の面などでうまく対応できないことがあります。

合同会社が資金を集めようとするとき、既存の社員が追加出資するか、新たに社員を増やして出資してもらうかなど、調達方法が限られているから。
また、事業の権利を譲渡しようとしたり、継承しようとするときにも不便が生じる可能性が。

合同会社では社員全員の合意がなければ、社員の持分の一部または全部を譲渡できません。
株式会社であれば、もし、オーナー社長が亡くなったとしたら、後継者である相続人が株式を相続すれば事業承継が完了します。

以上のように、資金調達や権利譲渡、事業承継のしづらさは、合同会社のデメリットです。

「未来も会社を続けていく」という決断を守るために

会社をつくることを決めた時には、二人きり、私と実加が楽しく幸せに働き続けられればいいと思っていました。
もちろん、つくったからには3年で潰れちゃう! なんてことのないように努力はするつもりでしたが、会社を大きくする気はありませんでした

しかし、実際に会社を経営してみてつくづく思い知らされたことがあります。それは、会社経営において現状維持はあり得ないということ。
右肩上がりを目指してやっと横ばい。
足をしっかり大地につけて、未来を見すえて種を撒き続けて、やっとやっと会社を存続させられるのです。

ラブソルにお仕事を発注してくださるクライアントさんのためにも、ご依頼に応えられるような体制が必要です。
「今すぐできること」以外のお話をいただくことも多く、その度に、スキルを持った仲間が増えていきました。

まずは、業務委託という形で。
でも、お仕事を一緒にやっていくうちにお仕事を発注する側としての「責任」も感じるようになりました。

私自身が20代、30代の時にそうであったように、ある程度の権限を持ってその時々にふさわしいプロジェクトを経験していくのはとても大事なこと。
そのためには、会社の「内側」の人材になってもらうことも必要なのだと感じ、雇用をするという決断もしてきました。

正社員、業務委託と形態はさまざまながら、今ではたくさんの仲間たちと一緒にお仕事をしています。
彼らの雇用を守るためにも、継続してお仕事をくださっている大切なクライアントさんたちのためにも、会社をなくすわけにはいかない

こんな風に思えるようになったのは、それはとても責任が重いことではありますが、同時にとても幸せでもあると思います。

今回の株式会社化は、まさに未来のための決断です。

これからも、クライアントさんのお役に立ち続けられるように。
私と実加がつくった会社を、いつか次の世代に渡すために。

この度、ラブソルを株式会社にすることにしました。

今後も、私と池田実加の二人での経営体制には何ら変更ありません。
しかし、ラブソルの進化はこれで終わりではありません。もう少し先の未来も見据えて、今後も変化していきます

これからも、株式会社ラブソルを、どうぞよろしくお願いいたします!


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柴山 由香▶︎SNS...Twitter / note

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