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あなたにこんなに書かせる理由 @yuka_lab12

「書く」って、学んだ人なら誰にでもできることだけど、同じ言葉に関わる行為でも、「話す」とは少し違った力が必要だよなって、しみじみ思うんです。

私は、書くことも話すことも大好きです。
それはひいては、言葉が好きということなのですが、どちらがより好きかと問われたら、書くほうが好きです。

それは、私にとってより「大変な方」だから。
深く考えないと言葉を紡ぎ出せない、この「書く」という行為の厄介さが、普段とんでもない怠け者である私を、少し律してくれる気がして。
とても好き。好きなのに、大変。億劫になる。

この厄介な「書く」ことに、今日も向き合おうと思います。ラブソル代表の由香です。

書いて、書いてね

私が経営する会社ラブソルでは、関わるメンバーにとにかく書いてもらいます。
会社の事業部として、取材して記事を書くというメディア事業部を持っているので、もちろんそれに関わるメンバーは何千字という文字を日頃から書きます。

でも、そうでないメンバーも含めて、書く機会が山ほどある会社です。

月曜から土曜まで、毎日更新を続けているこの公式noteの記事。日々やりとりしているメッセンジャー、事業部ごとに活発に動いているSlack。
また、人によっては、運営するコミュニティ「喫茶ラブソル」に週一回、コラムを投稿してもらっています。
これ以外にも、各々が担当するコミュニティの活動報告だったり、スレッドだったり…。

スマートフォンでも、PCでも、とにかくものすごい量のテキストを書いている感覚が、みんなあるのではないかなと思います。
基本、リモートワークのメンバーもいるし、出社組でも毎日出社するわけではないから、当然、話すより書いていることの方が多くなります。

なぜ、こんなにも「書いて」もらうのか。
これには、明確な意図があります。

お察しください、はナシで

人と人との関係では、私は、「察してもらえるだろう、わかってくれるだろう」は無理だと考えています。
人は、エスパーではないから。
察することは、もちろんできます。なんなら、私は割と得意です。

でも、それも決して"絶対"ではありません。
だったら、不確実なことのためにお互いを探り合う時間はもったいないから、言葉にする力はいの一番に身につけて欲しい
強くそう思っています。

社会人になると「ほうれんそう」が大事だよ、なんて教わりますが、これチームで働くなら本当に大事で。
知らないことはサポートできないし、自分ごとにできないんですよね。
チームで働くなら、知ってもらう努力は自分でしないとなりません。

もう長い間、そんなことを考えてきましたが、時代の流れはますますこの方向に来ている、と感じています。
オンラインで人と繋がる機会は、増える一方です。
オンラインでミーティングしたり、飲み会したりすることも、かなり一般的になってきました。

テキストだけでのコミュニケーションは、中でも手軽で、おそらく今後も減ることはないでしょう。
せめて映像でもあれば、思いを補完してくれるノン・バーバルな情報は増えるけれど、テキストのみ、という機会はかなり多いのです。

だからこそ、言葉の力は、その価値を増していくばかり。
仕事をするにも、自分という個を世に発信するにも、ときには恋をするにも、テキストは大事です。
思いついたことをそのまま口にしても、人を不用意に傷つけたり攻撃したりしないくらい使いこなせる状態には、なって欲しい。

そのために、たくさんのテキストを書いてもらっています。

言葉の力は、必ず身に付く

言葉の力を身につけるには、良い言葉にたくさん触れることと共に、実際に使うこと以外、ありません。
メッセンジャーやTwitterのような短いやり取りで思いを伝えることも大事ですし、ある程度長い文章を書いて、思いを伝えることも大事。

ラブソルにいると、noteを書く当番が週一回程度まわってきます。
note記事の文字数には、厳格ではないけれど一定の目安はあって、2000文字程度。
昔、向き合った原稿用紙の文字数は、一般的に400文字ですから、あれを5枚程度の文章を書いてもらうことになります。

文章を書くということをそれほどやってこなかったメンバーにとっては、これは大変なこと。
最初は、何時間もかかって書いていたようです。
それでも、さすがに毎週書き続ければ、言葉にする力はどんどんついてきます。
書くネタを持っていないとつらいことに気がつくから、日常、仕事をしている時の解像度は当然、上がっていきます。

なぜそれをするのか、どんな思いでしているのか、自分はどうしたいのか。
noteの投稿画面を開いてうんうん唸りながら、普段はふっと脳を、心を通り過ぎていくものを言葉にしていく。
これは、実はとても大事な時間なのです。

一緒に働く仲間は、記事を読んでその人が何を考えているのか、考えようとしているのかを、知ることができます。
このことがもたらす効果の大きさは、一時間のミーティングや、日々の雑談では得られないものがあります。

言葉の力を身につけて欲しいし、あなたのことを知りたい。
きっとこの「書く」という繰り返しは、あなたにも私にも、良いことしかもたらさない。
しかも、読んでくれた人に私たち「ラブソル」を知ってもらうことができる。

そんなわけで、今日もラブソルメンバーは、ひたすらに書いていきます。


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